
さすがにおかしいメモリの価格高騰はAIのせい?
先日、秋葉原をぶらぶら歩いてきました。今の秋葉原は萌え文化の街ですけど、私のアキバはちょっと道を1本逸れたPCパーツの街。冬の光がビルのガラスに反射して、街全体が少し冷たくて、でもどこか懐かしい。流行ってなさそうなのに昔からずっと営業しているジャンク屋は、いまも健在。
そんな空気の中で撮った写真をいくつか載せつつ、今日は少し“PCの話”を。

歩きながら、なんとなく昔から寄っているPCパーツショップを覗いてみると── メモリの値札を見て、思わず二度見しました。聞いてはいたけれども、ここまで上がってるのかと。

ちょうど1年前、新しく自作PCを組んだ時に購入したDDR5の16GB×2枚の価格が約1万円ちょっとだった・・・のですが、現在まず在庫がない。あっても、ざっくり5万円です。5倍の高騰ですよ? 今の価格はどう見ても普通じゃない。これメモリだけでなく、SSD、HDDといったストレージ系もあきらかに高いです。

調べてみると、どうやらメモリやSSD、HDDの高騰はAIデータセンターの需要爆発が主な原因らしいのです。現在、世界中の巨大企業が開発しているAIを支えているのがデータセンターと呼ばれるサーバーやネットワーク機器を保管・運用する施設ですが、ここでは桁違いのメモリ・ストレージを消費するため、
- AI向けの高帯域メモリ(HBM)が大量に必要
- 半導体メーカーはデータセンター向けに生産ラインを集中
- 一般向けDRAMやSSDは規模が小さいので後回し
- その結果、一般コンシューマー向け製品が品薄になり価格が跳ね上がる
という構図です。

しかし、ここでふと疑問が湧きます。そのAIって、私たちの生活に本当に必要なんだっけ?
検索AIは確かに便利です。 でも、メモリを食い尽くしているのは主に画像生成や動画生成ですよね? 正直なところ、これって世の中の「フェイク画像」「偽動画」「ディープフェイク」こういう“副作用”のほうが目立っていて、一般ユーザーがその恩恵を受けている実感はあまりありません。なのに、そのために私たちの使うPCパーツが高騰しているというのは、どう考えても釈然としない。

AIそのものを否定したいわけではありません。便利な場面もあるし、創作の幅が広がるのも分かります。ただ、誰でも無制限に使える画像生成AIのために、一般ユーザーがコストを払わされる構造は、やっぱりおかしいのではないでしょうか。技術が進むのは良いことだけれど、その裏側で誰が負担しているのか、もう少し丁寧に考えてほしいと思うのです。
秋葉原の街は今日も相変わらず賑やかで、歩いているだけで楽しい場所です。しかし、PCパーツの世界は巨大企業が競っている要りもしないAI開発の影響を強く受けていて、私たち“普通のユーザー”の生活にも、静かに、でも確実に影を落とします。
そんなことを考えながら、 今日の秋葉原の写真を眺めています。




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