Zfにいちばん似合う一眼用オールドレンズは?
Nikon Zfを購入した理由のひとつには、このカメラは現時点で最高のオールドレンズ母艦たりえる存在ではないかと思った点が挙げられます。フランジバックが極限まで短く、フルサイズセンサーを搭載し、しかもデザインもクラッシックというカメラに今一番近いのがZfでしょう。購入してすぐに手持ちのいろいろなNikon製レンズを装着してみたレポートはこちらになります。
そしてこれまでは主にライカボディで使用していたレンジファインダー用のレンズたちをZfに装着してみたレポートがこちらです。ものすごく似合っているだけでなく、どんなレンズでも吸収するZfの懐の深さみたいなものを感じられます。
今回は、Nikon以外のオールド一眼レフ用レンズのうち、手持ちのマウントアダプターを駆使してZfに装着できたものをご紹介していきましょう。何れも有名どころで入手し易いものばかりですが、何かの参考になれば幸いです。
CONTAX Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 AEG
いきなり本命となりますが、CONTAXのプラナー85mmF1.4です。中望遠の大口径レンズですので少々大柄な筐体ですが、これがなんと外付けグリップを装着したZfにとても良くフィットしました。外観にはアナログなテイストを残しつつ、最新の性能で大口径ツァイスが撮影できると思うとまだ使ってもいないのにわくわくします。
CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 28mm F2.8 AEJ
CONTAXからはもう1本エントリー、ディスタゴン28mmF2.8です。このレンズ、ヤシコンレンズのラインナップ中では結構安価な部類に入るのですが、独特の古っぽい枯れた描写が隠れた人気のようです。50mmの帝王と言われるプラナー50mmF1.4と外観がよく似ていますので、このあたりのサイズ感のレンズを装着した際のイメージも掴めるかと思います。
Canon New FD 50mm F1.4
ちょっとマニアックなところで、キヤノンのニューFD50mmF1.4。キヤノンがFDマウント時代の標準レンズですが、サイズ感がコンパクトなのでZfから外付けグリップを外したほうがよりクラシックな佇まいとなります。このレンズもA-1とかで使うととても良く写った記憶がありますね。FDマウントは構造が特殊で扱い辛いので不人気ですが、そのぶん安価に入手できます。
PENTAX SMC TAKUMAR 55mm F1.8
オールドレンズ界隈では有名なPENTAXタクマー55mmF1.8です。こちらは比較的時代の新しいSMC(Super Multi Coating)タイプのもの。M42マウントをMマウントに変換するマウントアダプターに、更にMマウントをZマウントに変換するアダプターを噛ませて装着しました。全長は長めになりますが、レンズ自体が小さいのでそこまで違和感はないように思いますがいかがでしょうか。
INDUSTAR 61 L/Z-MC 50mm F2.8
M42マウント繋がりで、ロシアレンズのインダスター61 L/Z-MC 50mm F2.8を。このレンズは造りは安っぽいですが最短撮影距離が短いのと、条件によっては光芒が星形になるのが特徴です。ロシアレンズの中では比較的有名かと思います。
OLYMPUS OM G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
最後にオリンパスOM ズイコー50mmF1.4。OMマウントをEマウントに変換するアダプターに、更にEマウントをZマウントに変換するアダプターを噛ませて装着しています。E→Zアダプターのシルバーが目立ちますが、サイズ感はぴったりです。この頃のOMレンズは独特の絵画的な描写が特徴で、これをZで使ったらどんな絵になるのか興味が尽きません。
とりあえず駆け足で見ていきましたが、どれも魅力的な組み合わせで試し撮りをしていたら時間がいくらあっても足りなそうです。いずれそのうち、作例が出来た際はまたご紹介させてください。
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