
使えるレンズが増えたLeica LUX 無料版
Leica LUXを何気なくアップデートしたある日、画面に見慣れないレンズ群が並んでいました。35mmズミルックス?50mmノクチルックス?しかも無料版で? 思わず「ライカ、どうした?」とつぶやいたのも束の間──その自由は36枚限りであると気付きます。 36枚という数字はちょうどフィルム1本分。フイルム1本だけ好きに撮らせてあげるよというライカ社は親切なのか意地悪なのか。 でもまあ、露出補正ができるようになったし、今回は“語れる皮肉”として受け止めてみようと思います。

許されたのはフィルム1本分という皮肉

アップデート後大喜びでノクチルクス50mmで1枚撮ったところ、すかさず何かメッセージが表示されました。英語なので落ち着いて訳してみると、えーと「ノクチ50mmはLUX PROの機能です / PRO機能は36枚分だけ無料で使えます / または下記ボタンからアップグレードしてね(超訳)」

あらためて35mmズミルクスを選ぶと、モニター上部に01/36の数字が。

40mmのI-SOLARISでも01/36の表示は消えず。

しかし28mmズミルクスではこの表示が出てきません。つまりこれってお試し枚数36枚のうち何枚使ったかというカウントダウン表示だったわけです。いろんな画角のいろんなレンズが無料で使える!と喜んだのもつかの間、無料枠の28mm以外はどうやら36枚しかお試しできないことがはっきりしました。
もともと使えなかったものを36枚だけとはいえ使えるようにしてくれたので、課金もしていない分際で文句が言える立場ではないのですが、なまじ一旦使えるようにしておいてあとではしごを外すみたいな課金商法にちょっとイラッとしたのも事実。
例えば基本となる28mm、35mm、50mmズミクロンを無料として、そのうえでズミルクスとかノクチとか高級レンズは有料、という課金体系ならわかるのですが、画角で課金/無課金を決められてしまっては、実はズミルクスだろうがノクチルクスだろうがレンズ銘に意味がないのではと勘ぐってしまいます。
Aモードで露出補正が可能に

しかしながら、これまでできなかったAモードでの露出補正ができるようになっていたのは嬉しい誤算です。

尚、絞り値をどうやって変更するかというと、画面下部の矢印の場所、F値が表示されている部分をタップすると、メーターが絞り値に切り替わります。
28mm以外の作例
28mm以外の画角はフィルム1本分(36枚)しか撮れませんので、大事に消費したいもの。そうでなくてもライカ社にはたくさんお布施してきましたので、ここはぎりぎりまで財布の紐を締めさせてもらおうと思います。

こちらノクチルクス50mm。F1.2開放です。ノクチなんて触ったこともないのでどれだけ再現されているのかはわかりませんが、画角50mmはいい感じです。

ズミルクス35mm、F1.4開放です。最新のズミルクス35mmは最短撮影距離が40cmまで縮まりましたので、本物でもこうしたショットが撮れるかもしれません。

I-SOLARIS40mm、F1.5開放です。ところでこのレンズはアイ-ソラリスでいいんでしょうか。私の知る限り、ライカ社のレンズでこの名前は聞いたことがなく、多分ですがLUX用に用意された架空のレンズだと思います。こういう遊び心はいいですね、将来物理版のソラリスが登場しても面白いと思います。

こちらは「ライカ I モデルA型」という、1925年に登場したライカ初号機を再現したもの。画質も当時の雰囲気をシミュレートするために、フィルムグレイン(粒状性)多めです。F3.5の再現としてはちょっと背景ボケが大きい気もします。
本来、いい写真が撮れるギアなら使うほどに気持ちもアガってくるものですが、こんな枚数限定とかされるとモチベーションをどこに持てばいいのか迷いが生じませんか。このシーン撮りたいけどフィルムが勿体ないから止めとこうみたいなネガティブな気分をユーザーに抱かせるのってマーケティング的に損じゃないですかね?そんなの百も承知でユーザーに試練を与えている?いまひとつライカ社の姿勢がよくわからないなあ。



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