Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/1000秒 ISO100
前回(過去記事こちら)に引き続き茨城県水戸市の偕楽園より、好文亭のショットをお届けしましょう。好文亭は、水戸藩第九代藩主徳川斉昭が領内の人々と共に心身の休養をはかるために天保13年(1842年)に建てた施設です。
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/50秒 ISO100
二層三階の好文亭本体とその北につながる平屋建の奥御殿を総称して好文亭と呼んでいますが、当初の建物は昭和20(1945)年の空襲により焼失してしまい、現在の好文亭は昭和30(1955)年以降、何度かの修復を経て復元されたものです。
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/100秒 ISO100
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/640秒 ISO100
全体を撮影できるいいスポットが見つからずわかり辛いですが、復元といってもすでに昭和30年から数えれば70年近く経過しているわけで、歴史的にも価値のある建造物と言っていいでしょう。
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/640秒 ISO100
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/400秒 ISO200
内部の造りは狭く、当時の日本人の体格なりといったところですが、全体的に光が遮られ室内は暗い印象があります。一説によればこれは陰と陽の対比を意図した設計で、日本人の美意識を反映しているものとか。
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/50秒 ISO100
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/125秒 ISO100
なるほどそう思ってあらためて見てみると、室内に漏れる光がとても美しいことに気付きますね。
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/50秒 ISO100
敷地面積はそれほど広くないはずですが、わざと曲がりくねった廊下や間取りのせいで結構歩き回った気になります。ちょっとした迷路に迷い込んだ気分。
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/40秒 ISO1100
襖絵の大部分は二人の画家、須田珙中と田中青坪によって復元されたもので、1969年の落雷によって奥御殿が全焼したものの、これらの襖絵は運び出され焼失を免れたとのこと。
Nikon Z6 RICOH GR 28mmF2.8 1/250 ISO100
偕楽園自体が高台にあるうえ、好文亭も3階建てですから、上階から眺める景色はそれはもう素晴らしいです。隣接する千波湖まで一望できます。
Nikon Z6 LEICA SUMMARON L35mm F3.5 1/40秒 ISO560
偕楽園とは別に入場料金が掛かりますが、ここに来たからにはマストで見学をお勧めします。
Nikon Z6 MINOLTA M ROKKOR 90mmF4 1/250 ISO100
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