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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

CONTAX Biogon T*21mm F2.8 (G) ◆レビュー外観編◆

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目次

Gシリーズで超広角を楽しめる一本

CONTAX Gシリーズといえば、1994年から2005年まで京セラがCONTAXブランドにて展開していたオートフォーカスレンジファインダーシステムであるが、対応する7本のレンズはどれも銘玉揃いということで、近年様々なミラーレス機でマウントアダプターを介して使用されるようになっている。ビオゴン21mmF2.8はこの7本の中の1本だ。

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当時のCONTAXはコンパクトカメラTシリーズの大ヒットを受け、そのテイストを残しながらレンズ交換が出来るという新たなジャンルのカメラを開発したもので、実際のところレンジファインダーでありながらオートフォーカスを搭載するという機種はカメラ史において後にも先にもこのGシリーズ以外存在しない。7本の専用レンズ群はすべてカールツァイスブランドでT*コーティングを施されており、レンズ構成が比較的本来の仕様に近いものが多いため、ブランド名だけではない本物のツァイスレンズとして現在も根強い人気を誇っている。

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ビオゴン21mmF2.8はシリーズ中でも高級機の位置付けで、当時シリーズの他のレンズのおよそ2倍である12万円という価格で展開されていた。伝統的なツァイスの対称型広角レンズの構成をしており、超広角でありながら湾曲の少ない描写性能は現代のレンズにも全くひけを取らないものである。

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Gシリーズはボディ側のファインダーが28mm以上しか対応せず、そのため本製品には専用の21mm画角の外付けファインダーが付属している。G1に装着した姿はこの通り、チタン外観の質感が素晴らしく今見てもほれぼれする。ちなみにG1でこのレンズを使用するにはROMをアップデートする必要があり、この処理を行ったボディはROM改造品と呼ばれているが、私の所有するG1は幸いアップデート済みの個体であり、問題なく稼働することが出来た。

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他の所有するGシリーズレンズ群と並べてみよう。左からビオゴンT*21mmF2.8、ビオゴンT*28mmF2.8プラナーT*45mmF2ゾナーT*90mmF2.8となるが、ビオゴンT*21mmF2.8は21mmという超広角でありながら他のレンズと変わらないコンパクトなサイズに納められているのがわかる。このシリーズの最初の1本目を入手したのが既に10年以上前ではあるが、シリーズ7本中これで4本が揃ったことになり、ここまできたらコンプリートを目指してもいいかもしれない。

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今回、久しぶりにG1を手に取って、正常動作が確認できたが、完全電子仕様のカメラであるG1は故障した場合修理の見込みがほとんど存在しないというリスクがある。しかしレンズの方はたとえ本来のオートフォーカスが機能しなくなったとしてもマウントアダプターを介してミラーレス機で使用できる可能性は非常に高いことを考えれば、他のマニュアルフォーカスレンズ同様資産として末永く活躍してくれることが十分期待できる。製造からまだ20数年の経過なのでオールドレンズといえるかどうかは微妙だが、今後も大事にしていきたいレンズ群だ。

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さて、通常はおそらく愛用するZ6に装着して使用することになるだろう。サイズ感も程よくコンパクトに収まっており、フィールドにも持ち出しやすいと思われる。まだ自宅の猫の写真くらいしか撮れていないが、実写レポートは近日中にあらためて行うことにしよう。

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