2月上旬に開催されたカメラと写真映像の情報発信イベントCP+にて、SONYはNEX向けEマウントのツァイス広角24mmレンズを開発中の旨発表を行った。発売の暁には是非手に入れたいものだが、おそらくはディスタゴンで8~10万円はするだろう。そうなれば価格的においそれと手を出せない可能性が高い。それならばたとえマニュアルフォーカスでも、中古のツァイスレンズを探すのもひとつの手だ。
先日購入したCONTAXのGビオゴン28mm(過去記事こちら参照)がすっかり気に入った私は、Eマウント用ディスタゴン(多分)の発売を期待しつつも、案の定他のGレンズをなんとしても試してみたくなった。なにしろ、中古とはいえツァイスレンズがほんの2~3万円で買えるのはCONTAXくらいである。それでいてNEXとの相性もぴったりなのだから放っておけるわけがない。
そんなわけで今回購入したのは、シリーズ中最もコストパフォーマンスが高いといわれるプラナー45mmF2だ。本来標準レンズの45mmだが、NEXで使うと画角は35mm換算で67.5mmとなり、ちょい望遠となってしまうが、ポートレートレンズとして考えればこれもアリだろう。F2とそこそこ明るいので、背景のボケも期待できそうだ。
プラナー45mmは外観はビオゴン28mmとほとんど変わらないので、どちらか1本を持って出かけようとすると間違えてしまいそうだが、両方ともまるで最初からNEX用のレンズであったかのようにサイズもぴったりで実に美しい。中古市場でもかなり人気があるようだ。実際、私もこの勢いでゾナー90mmくらいはそのうち買ってしまいそうだ。いや、きっと買ってしまうだろう。
写りのほうはビオゴン28mmと似た傾向で、アナログぽさが残りつつも描写は細かいツァイスならではのものだ。開放付近でのボケ味もすばらしい。試し撮りしたショットを参考までにいくつか載せておこう。
SONY NEX-5 CONTAX(G) Planar2/45mm 1/125秒 ISO200
コメント