LOMO LC-A (dupe by Nikon Z6)
前回(過去記事こちら)に引き続き、LOMO LC-Aで撮影したショットにLightroomで疑似クロスプロセス処理を施した写真を投下しましょう。
LOMO LC-A (dupe by Nikon Z6)
Lightroomには最初からクロスプロセスのプリセットがあるので、そこをクリックしてしまえば一気にクロスプロセス風写真になります。少しコントラストを上げて、周辺減光処理をすればこの通り。
LOMO LC-A (dupe by Nikon Z6)
手軽に出来過ぎてしまうのでめったにこんな絵作りはしないのですが、元がLOMOで撮った写真ならこれをやってしまっても大丈夫でしょう。いやむしろこうでもしないと、わざわざLOMOで撮る意味がありません。
LOMO LC-A (dupe by Nikon Z6)
誤解を恐れずに言えば、LOMO LC-Aというカメラはコンパクトだけれども、決して使いやすくもないし、写りがいいわけでもないし、かっこいいわけでもなんでもないからです。日本製のコンパクトカメラのほうが100倍良く写ります。にも関わらず、今でも世界中から一定の支持を受けているのは、ロシア生まれという経緯と、80年代ムーブメントの名残りでしょう。
LOMO LC-A (dupe by Nikon Z6)
写真というものに何を求めるかは人それぞれでしょうが、私だったらピンボケだったり手振れをしていたらがっかりしますし、偶然良く写っていた、偶然いい感じだったと言われてもあまり嬉しく思えません。しかしその偶然性が面白いんだという意見を否定はしませんから、そういう感性を持つ方がこのカメラを絶賛することがあっても、理解できないことはありません。
LOMO LC-A (dupe by Nikon Z6)
でもまあたまには、こういうアート系というか、ローファイ系の絵を作ってみるのも楽しいものです。いつかそのうち、一度はリバーサルフィルムを使って本当のクロスプロセス現像をしてみたいですね。
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