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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

LOMO LC-A ◆レビュー 外観編◆

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目次

ロシア産トイカメラの雄、LOMO LC-A

LOMO LC-Aは、1984年旧ソ連で誕生したコンパクトフィルムカメラ。現在ではトイカメラの位置付けにあるが、80年代当時ソ連や同じ共産圏であるポーランド、キューバなどで大ヒットした後、ソ連崩壊後90年代に再評価され、世界的なLOMOムーブメントを引き起こした。

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もともと日本のコシナ製カメラ「CX-2」のコピー製品として生産されたLC-Aは、80年代は共産圏でヒットこそすれ単なる大衆カメラ以上のものではなかったが、90年代に入り、独自開発のレンズMINITAR1の設計上の欠陥から生じる口径食(トンネル効果)や、生産ラインの不安定さに起因する品質のばらつき、または露出の不安定さなどが相まって、時に予想外の効果を生み出したり、現像してみるまでどう映っているのかわからないという偶然性がアート愛好家に支持されることとなり、単なる写りの悪いカメラとは言えない独自のポジションを確立するに至った。


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ロシア製ロモ社での生産は2005年で終了、その後LC-A+の名で現在も生産されている後継機はオーストリアのロモグラフィー社が中国工場にて生産しているOEM品である。今回入手したのは旧ソ連製の個体で、LC-Aの歴史の中では比較的初期のモデルとなる。

外観はチープ。ユーザーインターフェースにも疑問


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レンズカバーを開けるときに一瞬だけ見える「MADE IN USSR」は旧ソ連生産品の証。90年代になってからウィーンで発売されたLC-Aは「ウィーンバージョン」と呼ばれ、この文字が「MADE IN RUSSIA」になっている。現在のLC-A+は「MADE IN CHINA」だ。32mmF2.8は取り立てて高スペックというわけではないが、ほどほど明るい。


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ボディ右側のレバーで絞りを設定できるが、オートモード以外ではシャッタースピードが1/60に固定されてしまう仕様であり、多分フラッシュ撮影をするときに使うのだろうが通常はオート以外使いようがない。後継機のLC-A+ではこの絞り可変レバーは廃止されている。


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ボディ左側には距離計レバーがあり、これでピントを合わせる。ゾーンフォーカスタイプであり、目測で0.8m、1.5m、3m、無限遠の中から被写体との距離を選ぶことになる。私の苦手なやつだ。ちなみに細かいことを言うと、0.8mと1.5mの間とか、任意で距離を合わせることも可能なので、腕に自信のある場合は任意で合わせてみてもいい。


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ファインダー内には一応ゾーンフォーカスでどの距離を選んだかが表示されるようになっている。


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フィルム感度はここのダイヤルで合わせるが、ASA設定値は25、50、100、200、400の5種類。この数値を表示する窓が非常に小さく、老眼の始まっている私の目にはほぼ判別不能である。もう少し何とかならなかっただろうか。


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フィルムの使用枚数を表示する窓も変に湾曲されていてかなり見辛い。全体的に必要最小限の機能しか装備していないのにユーザーの使いやすさとかあまり考えていない設計のように思えるが、それでも商業的にヒットしたのは誰でもいつでも使えるコンパクトなオートカメラというコンセプトゆえであっただろう。


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ファインダーの両側にはLEDがセットされていて、左側がバッテリーチェック用、右側がシャッタースピード低下(1/30以下)時の警告用だ。入手後テスト用電池(LR44×3個)を入れて動作チェックを行った際、このLEDが点灯せず故障品かと思われたが、電池を新品に変えたところ正常動作した。テスト用電池のほうもそれほどへたっていないはずだったが、電源周りは繊細かもしれない。


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プラスチック製の外観は控えめに言ってもチープという他なく、トイカメラの位置付けにある所以だが、意外にも機能的には普通のオートカメラといったところ。実際に撮影してみないことには写りの良し悪しは不明なので、試し撮りをしていない現時点で言えるのは、このカメラがカルト的な人気を誇るとはちょっと信じられないということである。実写レポートは追って近日中にお届けしよう。

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