緊急事態宣言下で外出もままならないので、フィルムカメラGR1Sを片手に近所をぶらぶらしてみました。使用したフィルムはフジの業務用100。ネガ現像後Nikon Z6にてフィルムデュープ、Photoshopで諧調反転を施したうえでLightroomで画質調整しデジタイズを行っています。
フィルムカメラで撮ると、見慣れた風景がなんとなくちょっと違って見えることがあります。スマホやデジカメではあまり起こらないこの現象を私は密かに「銀塩マジック」と呼んでいます。
良くも悪くも、デジタルの写真はいつも見ているものがそのまま写っているだけなので、見慣れたものを撮っても見慣れた通りにしか映らないことが多いのですが、フィルムってデジタルほどちゃんと記録してくれないので、それが逆に独特の質感で写っていたりして楽しいのです。
こんな廃屋もフィルムで撮ると雰囲気倍増です。
手前の軽トラックがメタリックオレンジっぽい独特の色で、ホワイトバランス泣かせのシチュエーションでしたが、Lightroomにて現像の段階で記憶と照合させて色を決めました。フィルムで撮影しても最終的にデジタイズするとこんなとき便利です。
このカメラ、空の青色の描写がとてもいい感じに写ります。先日入手したGRレンズ28mmF2.8(過去記事こちら)はこのカメラのレンズを独立させたものですが、確かに空の写り方が同じ傾向のようにも思います。
近所を散歩するのにあまり大仰なカメラを持っていては不審者扱いされかねませんので、GRのようなコンパクトなオートフォーカスカメラはちょうどいい選択肢かもしれませんね。
(過去記事)
■RICOH GR1S ショット集2
■RICOH GR1S ショット集
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