男鹿の定番スポット寒風山に冬季訪問
秋田県の定番観光スポット、「寒風山(かんぷうざん)」を訪れました。ここは秋田県男鹿市にある成層火山で標高355 m。本来は大半が芝生で覆われておりそれが売りでもあるのですが、この日は3月下旬ということで青い芝生はなく、まるで禿山のような姿となっていました。
そしてこの地区のどこからでも見える寒風山のシンボル「回転展望台」は、なんと冬季休業中でした。知らなかった。まあ冬季といえばそうですが雪もないしすっかり晴天だったので営業していると思い込んでいました。この記事がアップされる頃には営業再開するようです。
展望台には入れませんでしたが、高台からは周辺の様子が一望できます。眼下の八郎潟はもちろん、海岸線の向こうの鳥海山、ナマハゲ発祥の地、真山・入道崎付近、能代港から世界自然遺産の白神山地までぐるっと360度の大パノラマが楽しめます。写真は展望台からほど近い姫ヶ岳という峰で、すり鉢状の底の辺りの「古玉ノ池」(ふるたまのいけ)は現在は水が枯れていますが、かつて大蛇が棲んでいたという言い伝えがあります。
明治百年祭施行記念之碑・・・と刻まれていますが、由来とか調べてもよくわかりませんでした。ただ、景観は見事です。
こちらは石材用の岩石である通称「寒風石」(かんぷうせき)で彫り上げられたという記念碑、「誓の御柱」。昭和5年に建設され、昭和39年現在の場所に移転されたとのこと。これは明治政府の基本方針を記した「五箇条の御誓文」を象徴する記念碑とのことで、現存を確認できるのは日本国内に5基しか存在しないという希少なもの。
回転展望台より一段低い場所にあるのが小展望台と呼ばれる屋外展望台です。
せっかくなので車を止めて立ち寄りましたが、老朽化のせいでしょうか、立ち入り禁止となっていました。残念。
何の意味があるのか不明ですが数個の岩でできたモニュメントが置かれていて、さながら古代遺跡のよう。
この位置から見た左上に先ほどの回転展望台がありますね。ここは広々としていて雄大な景観が楽しめる秋田県屈指の観光スポットと思うのですが、今回は完全に来る季節を誤りました。夏場だったら芝生は青く、回転展望台も営業しているでしょう。是非夏場に訪れることをお勧めします。
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