LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
ライカM10とズミクロンで紅葉を撮る
M10で紅葉を撮りたくて、松戸市小金にある東漸寺へ行ってきました。東漸寺は、約540年前の文明13(1481)年に開創された浄土宗の寺院で、樹齢330年を誇るしだれ桜が有名です。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
自宅から比較的近い場所にあるのに、これまで一度も来たことがありませんでした。北小金駅を挟んだ反対側には本土寺がありまして、こちらも有名な撮影スポットとなっています。昨年Z6とズミクロンで撮影したレポートがありますので、M10との写りを比べてみてください。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
東漸寺は慶長7年(1602年)に、徳川家康が浄土宗の関東18壇林(学問所)の一つに定め、広大な境内を持ち多くの建物を擁するようになりましたが、幕末以降は農地解放などで徐々に土地を失い、境内もかなり荒廃しました。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
昭和38年に、寺子屋教育の再現を目指して東漸寺幼稚園を開設、その後開創500年記念復興事業として、各施設の改修・新築が手掛けられるようになり、平成8年に観音堂の再建を完遂、現在に至っています。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
境内はそこまで広くはありませんが、伝統的な日本寺院に紅葉が映えて素晴らしい景観です。都内の有名寺院に比べれば人出がそこそこなので、あまり混み合っていないところがまたいいですね。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
中雀門。昔は一般庶民が入れるのはここまでで、この先は一部の上流階級の人のみの特別な場所だったようです。一部のショットを除いてズミクロンはだいたいF5.6以上に絞って撮っているのですが、Z6で使った時よりもなんていうか立体感が感じられるように思うのは気のせいでしょうか。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
それとM10の絵作りの傾向なのかコントラストが強いですね。まだそんないろんなレンズで試したわけではないので断言はできませんが、逆光時の露出補正とか少し気を付けたほうがいいかもしれません。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
さて今回使用しているズミクロンは初代の沈胴タイプのもので、製造から実に70年近く経ったレンズです。当然それなりに劣化している部分もありながら、現代のレンズにも決して負けていない解像感はさすがはライカと言わざるを得ません。それでいてどこか古っぽいテイストも残していて絶妙な絵になりますね。
LEICA M10 SUMMICRON-M50mmF2 1/60秒 ISO100
今回もう1本、広角用にGR28mmレンズも持参しましたので、次回はM10とGRでのショットをお届けしましょう。
コメント