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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

スピーカー工作の基本&実例集

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月刊Stereo誌7月号にFOSTEX製8cmスピーカーユニット「P-800」が付録として付いていた旨は過去記事にて紹介したが、この8cmスピーカーユニット用のエンクロージャーが付録として梱包されているmook本が同じく音楽之友社より発売されている。「スピーカー工作の基本&実例集」というタイトルで4998円だ。先のStereo誌7月号が2800円だったから、両方購入しても1万円を大きく切って小型スピーカーの自作ができるというわけだ。

STEREO編

先のStereo誌に付属していたスピーカーユニット「P-800」を組み立て済みであったので、せっかく作ったのだからちゃんとしたエンクロージャーに収めてみたいと思い、予約で「スピーカー工作の基本&実例集」を入手した私は、早速組み立てに取り掛かった。

組み立ては実に簡単で、本誌以外に必要なのは木工用ボンドのみ。あらかじめBOX型になっているので組み立ててボンドでくっつけるだけである。ただし、木の材質がむき出しで汚れやすそうだったので、ホームセンターで木目用のニスを別途購入し表面に光沢塗装を施してみた。

stereo_mook.jpg

完成したのが下の写真。よく見ればスピーカーユニット部はボンドがはみ出ていたり、エンクロージャーのニス塗装にムラがあったりと手作り感満載だが、まあぱっと見それなりの外観となった。

P800_4.jpg

さて肝心の音質はどうであろうか?比較のために現在使用しているONKYOの小型スピーカーD-057Mと聴き比べをしてみた。音源はiPhone(AACエンコード256kbps)をDock経由で鎌ベイアンプへ接続したものを使用。iPhoneでもこれならLINEOUT相当の音となる。

D-057Mは現在すでに生産完了モデルだが、2003年の発売開始以来数年間に渡り発売されていたロングセラーモデルである。音の傾向としては中~高域にかけて極めてシャープで鮮明だが、低域がほとんど出ない。もともとサラウンドシステム用につくられているため低音を出すという設計をしていないのだからそこは仕方がない。

一方で今回自作したスピーカーFOSTEX P-800(プラス専用エンクロージャー)は、大きさはほぼD-057Mと同等ながら、驚くべきことに中~低域がきちんと鳴ってくれる。やはり単体で使用することを前提とした設計がされているからだろう。高域はD-057Mに比べるとしゃっきりしないが、おそらくエージングがすすめばもっと安定してくるものと思われる。このサイズから考えれば堂々とした鳴りっぷりであり、たかだか2800円の雑誌の付録のスピーカーユニットがここまでまともな音を出すとはまったく想像以上である。

P800_5.jpg
D-057M(左)と自作P-800(右)比較。

すっかりこの自作スピーカーが気に入ってしまったので、しばらくD-057Mと置き換えてエージングしてみることにした。スピーカーの自作は少し敷居が高いと思い込んでいたが、いやなかなか楽しいではないか。機会があったらまた手掛けてみたいと思う。

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