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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR ◆ レビュー ◆

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水鳥_01
Nikon D800 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR 1/500秒 F6.7 ISO280 テレコンバーターTC17EⅡ使用

Nikonの純正サンヨン(300mmF4)、AI AF-S NIKKOR 300mm f/4D IF-EDは描写の優れた素晴らしいレンズだが、過去記事でも触れたとおり手ぶれ補正機能がないことが残念なところだ。それに日頃移動のほとんどは電車である私にとっては、全長230mm、質量1,400gのレンズを持ち運ぶのは体力的に決して楽ではない。このため、同じ300mmF4というスペックでありながら大幅な小型化を実現した新型サンヨン、AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VRにいつかはリプレイスしようと目論んでいた。今回、やっと実現したので早速レビューをしてみよう。

AFS_NIKKOR300F4E_PFED_VR_01.jpg

AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VRは2015年1月発売。NIKKOR初のPF(位相フレネル)レンズを採用しており、技術的な話はここでは触れないが、このため従来の同クラスのレンズに比べ大幅な軽量・小型化を実現している。どのくらい小さくなったかというと、旧サンヨンと並べてみるとよくわかるが、全長が約150mm・重量が約750gと、大きさでざっくり2/3程度、重さで半分程度に収まっており、更に約4.5段分というNIKKOR最高クラスの強力なVR(手ぶれ補正機能)まで搭載しているのだから驚きだ。旧モデルは描写は素晴らしいが持ち出すだけでも覚悟がいるし、撮影には手振れに細心の注意が必要となり気軽に扱えるとは言い難かったが、これなら機動性に何の不安もない。

AFS_NIKKOR300F4E_PFED_VR_02.jpg
旧サンヨンAI AF-S NIKKOR 300mm f/4D IF-ED(奥)、新サンヨンAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR(手前)

とはいえ弱点もある。PF(位相フレネル)レンズの特性として強い光源を撮影する際に、光源を中心に色付きのフレアが写り込む場合があるとのことで、例えば夜間の撮影で車や電車のヘッドライトが写るような場合にはこれが起こるかもしれない。だが、こうしたある特定の場合に起こる「かも」しれない事象など、もともとこのレンズが持つアドバンテージに比べれば小さなことといえる。

むしろもっと残念なのは価格が高いことだろう。旧サンヨンAI AF-S NIKKOR 300mm f/4D IF-EDが中古だと美品クラスでも7~8万円前後で購入できるが、本機AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VRは発売がまだ新しいこともあり、その倍以上の出費を覚悟しなければならない。これでお金をもらっているプロの方ならまだしも、私を含めてただのカメラ好きにすぎない多くの人々にとっては決して小さくない負担だ。それでもなおこのレンズを使いたいと思うかどうかは、各自判断してもらうしかない。


それでは早速サンプルショットを投下しよう。

武蔵野線
Nikon D800 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR 1/500秒 F6.7 ISO1000 テレコンバーターTC17EⅡ

向かってくる電車を撮影。AF-Sでワンショットで撮っただけなので若干ピントは甘いが、立体感のある素晴らしい描写だ。このショットはテレコンバーターTC17EⅡを使用しており、焦点距離は500mm相当となる。テレコンを使ってもVRはちゃんと効くので、以前なら高確率で手振れを起こしていたこんなケースでも手持ちで問題なく撮影できた。

上野東照宮_1609
Nikon D800 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR 1/320秒 F5.6 ISO450

寺院の複雑な造形も実に細かく描写する。このショットだけでも本レンズの実力が垣間見えるというもの。

上野東照宮_1609_02
Nikon D800 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR 1/320秒 F5.6 ISO1000

コクーンタワー
Nikon D800 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR 1/500秒 F8 ISO3200 テレコンバーターTC17EⅡ

テレコンバーターTC17EⅡを使って新宿のコクーンタワーをなんと都庁の展望台から狙ったショット。トリミングなし。窓の向こうの人物の後姿まで確認できる。500mm相当の焦点距離ならここまで撮れるし、しかも手持ち撮影である。

水鳥_02
Nikon D800 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR 1/500秒 F6.7 ISO640 テレコンバーターTC17EⅡ

続いてテレコンバーターTC17EⅡを使って水鳥を狙った。単体ではオートフォーカスは普通に早いが、さすがにテレコンを使うとどうしても迷いは生じる。それでも羽根の質感は見事に再現されており、条件が合えばテレコンも積極的に使いたい。
蓮の花
Nikon D800 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VR 1/500秒 F6.7 ISO160 テレコンバーターTC17EⅡ

こちらもテレコンバーターTC17EⅡを使って蓮の花を撮影。本レンズの最短撮影距離は1.4mと、このクラスのレンズにしてはかなり短いので、こうした望遠マクロ的な使い道も可能。加えてテレコンを使っても最短撮影距離は変わらないから、まるでマクロレンズで撮影したかのようなクローズアップショットとなった。

AFS_NIKKOR300F4E_PFED_VR_03.jpg

カメラに装着しても300mmとは思えないコンパクトさなので、街中や人が多く集まるような場所でもさほど目立たずにカメラを構えることができるのも嬉しいところ。本機AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF-ED VRはこの小ささで300mmという焦点距離を持つ唯一無二のレンズであり、他に代替がない特別なポジションを担うレンズだ。値段は高いがその代わり得られるものは小さくないだろう。手に撮ってみる価値は十分にある。

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