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ローライ35Tの作例を一挙公開
ローライ35は1967年に独ローライ社が発売したコンパクトカメラ。35mmフルサイズのフィルムを使用する、当時の世界最小・軽量カメラです。35Tはレンズにテッサー40mmF3.5を使用したモデルで、ゾナー40mmF2.8を使用する35Sと区別するためにTの型番が付けられました。
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それではローライ35Tで撮ったショットを一挙公開しましょう。
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KFCの店内ディスプレイ。このカメラに限りませんが暗部でのショットはノイズが乗ってあまり得意とは言えないようです。フィルムはISO400だった気がしますが。
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冬場の上野東照宮。明暗差のあるそれなりに難しいシーンですが、見たままに撮れました。
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逆光気味でどうかと思ったのですがちゃんと写っていました。40年も前のコンパクトカメラとして考えればなかなかのものです。ピント合わせが目測なので近距離になればなるほど外しやすいのですが、ピントさえ合えばちゃんと描写します。
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この個体はレンズに曇りが見られますので、本来の性能を発揮できていない可能性があります。このショットなんかレンズ曇りのせいと思われるフレアの発生によって、空がもやっとしています。
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モノクロだと重厚でいい感じになりますね。割り切って、モノクロ専用機にしてしまうのもありかな。
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季節が変わって春の上野恩賜公園。桜を狙う女性の姿をとっさに撮影。よくピント合ったなあ。
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こちらのショットも少しもやっとしているのはレンズの曇りのせいでしょう。それを差し引いてみれば、きちんと解像はしているようですね。オールドカメラでの撮影はこういうのも味のひとつです。
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最初は扱いにくいカメラだなあと思いましたが、馴染んでくるとどんどん楽しくなってきます。機械式のカメラはメカを操るような感覚がどうにも気分を高揚させるんですよ。レンズに曇りのないコンディションの良い個体も試してみたいですね。
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