日本のグランドキャニオン?十二湖エリアの異色スポット
前回ご紹介しました青森県西津軽郡深浦町の十二湖近くにある隠れスポットが日本キャニオンです。ここは浸食崩壊によって凝灰岩の白い岩肌がむき出しになった大断崖で、地質や規模は違いますがその様相がアメリカのグランドキャニオンを彷彿させるということでこの名が付けられたとか。十二湖まで行ったついでということもあり、展望台まで行ってみることにしました。
「八景の池」手前の駐車スペース横に、気を付けていなければ気付かないくらいの小さな案内表示があります。ここからキャニオンまで500メートルのようです。
遊歩道は整備されていると聞いていたのですが、現在は経年のためこのような状態です。まあ一応道にはなっていますし所謂一本道なので迷うことはないでしょう。
迷うことはないとは思いますが、そこそこの山道を片道約20分間歩かなけれなりません。平日ということもあってか、この日は本道程において往復共、ついに誰とも会うことはありませんでした。山道って一人で歩いているとちょっと怖いんですよね、案内板が出てきたときは少しほっとしました。
こちらが展望台。展望台と言っても特別な施設があるわけではなく、ご覧のとおりの開かれた空間と転落防止用の簡単な柵があるのみですが、確かにこの場所からなら崖がはっきりと見えますね。
この写真に写っている範囲がすべてという規模から言えば、とても米グランドキャニオンの比ではないのですけれども、こうした白い岩肌の断崖は日本ではそれなりに珍しいとのことで一見の価値はあると思います。
調べてみるとどうやらこの他にも、この近くになんとキャニオンの麓まで通じる隠れ通路があるようなのですが、行ってみたいのはやまやまなのですがこの辺りはクマの目撃情報もあって、一人はちょっと怖いので止めておきます。整備されていない山道は動物にとっては自分たちのテリトリーなのか人間の世界なのか区別がつかないので、過疎地ほどニアミスを起こしやすいんですよね。
もう少しシーズンになれば人出も多くなるでしょうか。いつか麓までトライしてみたいです。
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