マンフロットのカーボン三脚190CX3を購入(過去記事こちら参照)し、現在それなりに活用しているわけだが、1点だけ残念なのは、付属のボール雲台496がクイックシューに対応していないことだ。雲台の仕様としてクイックシューが必要かどうかは好みにもよるだろうが、私としてはがっちり固定されるのならばクイックシューのほうが便利と思う。
マンフロットはオプションも豊富で、雲台496のクイックシュー対応バージョンである496RC2というモデルも存在しており、これに交換してしまえばいいわけだが、価格が8~9千円もするので費用対効果を考えると躊躇してしまう。しかしさすがはマンフロット、調べたところ雲台を交換しなくても、オプションでクイックシュー部分だけを購入できることが判明した。それが長方形プレートアダプター323だ。
長方形プレートアダプター323は雲台側の取り付けアダプター部とカメラ側のプレートがセットになっていて価格は3~4千円程度。カメラ側に取り付けるプレート200PLは更に別途オプションで2千円程度で追加購入もできる。
使いかたは323を雲台496にネジ止めするだけ。非常に簡単かつお手軽にクイックシューに変身できるので、出費を最小限に抑えて雲台の仕様を後から変更したいような場合はお勧めだ。但し496雲台で使うぶんには何の問題もないが、323の裏面にはネジ穴から2.5cm付近に出っ張りがあるので、雲台によっては干渉することもあるだろう。ここは使用する雲台の寸法を購入前にチェックしておいたほうがいい。
323を取り付けた496雲台はこんな感じ。見た目微妙に後から取り付けた感は残るが、実用上は特別問題ない。パーツは当然金属製で堅牢にできているので、かなり大きめの一眼機でもがっしりと固定してくれそうだ。
ちなもにプレート200PLは写真のようにカメラの底面に取り付けて使う。一個の三脚でカメラを複数台併用するような場合は、このプレートだけを追加購入すればいちいちカメラ毎に取り付けなおさなくてもよいので便利だ。
マンフロットはイタリアのメーカーだが、デザインに優れているだけでなく、オプションが非常に豊富に用意されていて、かつ国内でも普通に流通されており入手が容易であることはポイントが高い。今後も注目していこう。
コメント
コメント一覧 (3件)
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496の円盤部が半径28mm程度あります。
⇒現在所有の物を測定しました。
323は出っ張りが25mm付近にあると言います。
どうしても干渉すると思えるのですが、
大丈夫なんでしょうか?
すいません。教えてください。
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野口さんこんばんわ。
いつもありがとうございます。
ご指摘の点、計測し直してみました。
おっしゃる通り496の半径は約28mmでした。
323を以前計測した際、ネジ径外側から計ってしまったようで、ネジ中心部からの計測ですと29mm程度でした。従って323を496に取り付けても、1mm程度の余裕があります。
ご安心ください。
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ありがとうございました。
安心して購入できます。