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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

マンフロット カーボンファイバー三脚 190CX3

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マクロ撮影を多くするようになると、三脚が欲しくなってくる。マクロはピント合わせがシビアな場合が多く、手持ち撮影ではどうしても手振れを起こしがちになってしまうためだ。三脚といえば昔買った軽くて安くて華奢なアルミ製のものを持ってはいたが、まあ安物なのでつくりは良いとは言えず、愛用しているα77で使うには役不足ということは以前からわかっていた。

三脚選びは実は意外と難しい。カメラをがっちり固定するなら大きくて重い三脚がいいだろうが、持ち運ぶことを考えると小さくて軽いほうがいい。すなわち、あちらを立てればこちらが立たず状態に陥りやすいのである。この二つの条件をある程度両立できるのがカーボンファイバー製の三脚で、カーボンは一般的に三脚で使われるアルミに比べ軽いのに頑丈ということで素材として申し分ないのだが、その代わり価格が高い。つまり、使用するカメラを支えられる耐重量性と三脚自体の重さ(軽さ)および価格の3要素のバランスで選ばなければならないわけだ。

前置きが長くなったが、今回購入したのはマンフロットのカーボンファイバー三脚190CX3。本体にボール雲台496が付属するセットモデルだ。

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マンフロットは歴史もあり信頼性も高いメーカーだが、何と言ってもイタリア製らしいスタイリッシュなデザインが特徴である。国産のSLIKとかベルボンも検討したが、やはりマンフロットはデザインの良さが突出しており、所有欲を刺激される。190シリーズはラインナップ中、軽量コンパクトモデルという位置づけだが、耐重量は5キロとされており中級一眼にズームレンズを付けても充分支えることができそうだ。

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マンフロットのラインナップでいえば、ひとつ廉価となる290シリーズと迷ったが、190シリーズのカーボンモデルは290シリーズよりも性能がいいのに軽いことが決め手となった。確かに値段は倍以上違ってくるが、三脚はそうそう何本も買わないだろうし、どうせ買うなら少しいいものにしておいたほうが長い目で見れば得だろうと思われた。

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190CX3に雲台496を付けた重量は1.6キロ。店頭でいろいろなモデルを触ってみたが、個人的には2キロを超えるようだとだいぶ辛い。脚径24.8mmの中型三脚にしては1.6キロは軽い部類である。実際に愛用のα77に、所有するレンズでは一番大きいSAL70300Gを付けて三脚に乗せてみたが、がっちりと固定されておりこれなら殆どのシーンで安心して使うことができるだろう。もう少し大きなレンズでもいけそうな雰囲気だ。

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また、このモデルは、最近のマンフロットで採用されているQ90センターポールシステムを搭載しないが、センターポールを分解して短くすることで写真のようにローポジジョンに対応するのもポイント。これができるとできないとでは表現に大きな差がついてしまう。ちなみに下位モデルの290シリーズではこれができないので注意が必要だ。

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基本性能に優れ、見た目もかっこいいし概ね満足の190CX3だが、一応持ち運ぶことも視野に入れて本機を選んだのに、雲台を付けたまま畳むと全長64cmとなりちょっとコンパクトとは言い難いのが残念なところ。もっと大きくて重いがより安定した上位モデル050シリーズと、持ち運びを強く意識した下位モデル290シリーズの中間に位置する190シリーズは、よく言えばいいとこ取り、悪く言えばどっちつかずという微妙な立ち位置のようにも思えるが、幅広い用途をカバーしてくれることには違いない。とりあえずマンフロットのカーボン三脚の入門機として使い倒そうと思う。

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