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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

ロモグラフィー DigitaLIZA+ ◆レビュー◆

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お手軽フィルムスキャンの決定版か?DigitaLIZA+を使ってみた

フィルム撮影した写真をデジタルデータ化する方法として、近年はNikonのフィルムデジタイズアダプター ES-2(過去記事こちら)を使用しているが、このたびロモグラフィーから面白そうな製品が発売されているのを見つけたので、さっそく試してみようと思う。

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ロモグラフィーのDigitaLIZA+はバックライト付きのフィルムホルダーに現像済みのフィルムをセットし、これをデジカメで撮影(デュープ)することで画像をデジタルデータ化するアイテムだ。撮影したデータはその後Photoshopなどで補正・編集を行う必要があるため、やっていることはNikonのES-2と変わらないわけだが、本製品ならではのアドバンテージがいくつかある。ざっと使い方を確認していこう。

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まずは本体に単三電池2本を挿入。これで本体のバックライトを点灯させることができ、小さなライトボックスのように使える。また、本体にはマイクロUSB端子があるのでUSB経由で給電して点灯させることもできる。どちらでもいいとは思うのだが、実際にやってみるとUSB給電のほうがバックライトが明るく点灯するので、こちらのほうがお勧めだ。

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本体のカバーを開け、スキャンするフィルムのサイズに合ったフイルムマスクを本体にはめ込む。こちらは35mm用のもの。

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本体の上にフィルムホルダーを取り付ける。接合部分がマグネットになっていて納まりは良好だ。

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このままデジカメで撮影してしまっても問題ないとは思うが、ネガフィルムをスキャンする場合ネガ自体がオレンジ色に大きく傾いているので、後ほどPhotoshopで諧調反転する際に自然に処理できるように私はこの段階で青色のカラーフィルムを挟んで色を中和している。カラーフィルムは100円ショップなどで安価に入手できるので試してみてもいいだろう。

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青色バックライトの出来上がり。

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フィルムホルダー横から現像済みのフィルムを挿入する。

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フィルムはフィルムホルダー手前の赤いダイヤルを回すことで動きが追従し位置の微調整ができる。NikonのES-2などではフィルムをホルダーにセットするのがまず難しいし、1コマスキャンごとに次のコマまで手動でフィルムを移動させる煩わしさがあるが、その点DigitaLIZA+はダイヤルを回すだけなのでかなりラクだ。

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スキャンするコマをセットしたらあとはこれをデジカメで撮影するだけである。

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35mmフィルム以外に、120と127フィルムにも対応している。何もフィルムマスクを付けないと、ちょうど120フィルムに対応するサイズとなるが、これらのフィルムをスキャンする場合はフィルムホルダーを使わずに、直接本体にフィルムを挟み込んで撮影を行う。

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35mmフィルムでも、パーフォレーション部分までまるっとスキャンしたい場合には127用フィルムマスクが便利だ。前回二眼レフのヤシカ44Aで35mmフィルムを使って撮影したフィルムはパーフォレーション部分を残してスキャンしたいので、DigitaLIZA+ならそれが可能となる。今後中判カメラを使うに至った場合にも問題なく使えそうだ。

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デジカメでの撮影だが、私は三脚に平行アームを取り付けてマクロレンズで撮影した。DigitaLIZA+の上から見下ろすようなポジショニングでの撮影となる為、正確に平行を取ることができるのかという懸念があるが、本体に付属の簡易水平器を使えば容易に水平が採れる。

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但し、明るい場所でこの撮影(スキャン)を行うと、フィルムに写り込んだ反射光を拾ってしまう恐れがあるので、できれば部屋を暗くして行いたい。

品川神社‗07

まとめ。DigitaLIZA+のアドバンテージ

DigitaLIZA+がES-2に比べ優れている点
・120・127フィルムにも対応
・35mmフィルムのコマ送りがラク
・35mmフィルムのパーフォレーション部分までスキャン可能
・価格が7,980円と安い。(NikonのES-2は定価で22,000円)

イマイチな点
・デジカメで撮影する際のカメラの位置決めがやや面倒
・撮影の際外光を拾ってしまう可能性がある
・購入先がロモグラフィー公式サイトと一部の家電量販店のみ

    尚、単に120フィルムをスキャンするだけなら、他にこんなツールもあるが、価格が高いのでなかなか導入し辛い。

    その点DigitaLIZA+は、120フィルムなど中判フィルムはあまり使わないがたまに使った際にデジタルデータ化する術がない・・・という方にも比較的導入しやすいと思われる。ロモグラフィーの商品はどれも結構品薄でどこにでも陳列されているわけではないので、ひょっとしたら欲しい方は早めに購入しておいた方がいいかもしれない。

    ロモグラフィー公式サイト購入ページはこちら。

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