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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

yashica 44A ◆レビュー実写編◆

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御殿山庭園_06
yashica 44A (dupe by Nikon Z6)

ヤシカ44Aで35mmフィルムを使ってみた

35mmフィルムを使えるように改造したヤシカ44Aで実際に撮影してみよう。使用したフィルムはフジのSUPERIA PREMIUM 400。正真正銘の35mmカラーネガフィルムだ。

yashica44_32.jpg

前日のうちにカメラにフィルムを装着しておいたのだが、撮影日はそれまでとうって変わって真夏日の大晴天。前日まですっきりしない天気だったのでISO400を仕込んでしまった。このカメラはシャッタースピードが最高速1/300までしかないので、だいぶ絞り込まないと露出オーバーしてしまいそうである。

御殿山庭園_03
yashica 44A (dupe by Nikon Z6)

案の定多くのショットで露出オーバーとなってしまったが、デジタルデータに変換する際Lightroomで修正しご覧のレベルまで補正した。実際の写りはもっとコントラストの低いオールドレンズ特有のものであったが、本記事でお見せするすべてのショットはあくまで画像補正後のものであることに注意してもらいたい。

御殿山庭園_04
yashica 44A (dupe by Nikon Z6)

補正後とはいえ60年以上前のカメラであることを考えれば上出来、というかちゃんと写っていて正直驚いた。ほとんどのショットでF値は8か11またはそれ以上に絞り込んでいることもあるが、十分に解像しており鑑賞に耐え得るレベルと思う。尚、フィルムの巻き上げは改造編でお話しした通り目測でダイヤルを回しているわけだが、撮影1コマあたり前半3/4回転、後半1/2回転でコマ同士が重なることなく27枚撮りフィルムで20枚の写真を撮影することが出来た。

御殿山庭園_05
yashica 44A (dupe by Nikon Z6)

また、このカメラで35mmフィルムを使って面白いのは、ご覧のとおりフィルムのパーフォレーション(撮影用フィルムの縁に一定間隔で開けられている細長い送り穴)部分まで含めて画像が記録されることだ。デジタルデータ化の際、この部分をカットしてしまうのは勿体ないので、ちょっと特殊な方法でフィルムをスキャンしてこれを残すことでご覧のような印象的な写真となる。この方法に関しては後日あらためてご紹介しよう。

御殿山庭園_07
yashica 44A (dupe by Nikon Z6)

このショットなんかは実は手振れを起こしていてデジタルだと明らかに失敗写真なのだが、フィルムだとなぜか許せてしまうのが興味深い。写真というものはキレイに写すだけが価値ではないと思い起こさせてくれる。

御殿山庭園_01
yashica 44A (dupe by Nikon Z6)

せっかくのラージフォーマットカメラなので本来の127フィルムを使いたいのもやまやまだが、普通に入手できる35mmフィルムを使って遊べるというのは手軽だしなにより楽しい。次回もヤシカ44Aで撮影した35mmフィルムのショットをお届けしよう。

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