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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

SONY マウントアダプター LA-EA2

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AマウントレンズをEマウントに変換するマウントアダプターLA-EA1は、過去記事でも記載したとおりオートフォーカスは激遅のうえ、SSMもしくはSAMレンズのみ可能という仕様だ。そのため私の所有するAマウントレンズのほとんどはAF未対応となり、これを買った当初は何度かマニュアルフォーカスで使ってみたものの、そのうち面倒になり手にすることもなくなってしまった。

ところが2011年10月に発売されたLA-EA2は、現在αボディに搭載されている高速AFシステム「トランスルーセント・テクノロジー」を内臓することによって、SSM、SAMレンズのみならず、すべてのαレンズのAFを可能としてしまった。こんなマニアックなアイデアは思いついても商品化できないだろうと思っていたが、ちゃんと発売してしまうところがSONYらしい。このたびやっと入手できたのでいろいろ試してみた。

LA-EA2

外観はマウントアダプターとしては大きいが、機能を考えればやむなしといったところ。だがNEXに装着すると意外にもホールド感は悪くない。とはいえこれを使うということはNEXの小型軽量というアドバンテージを捨てることになるので、それでもNEXでAマウントレンズを使いたいのかどうかよく考えてから購入したほうが良い。私はすでに多くのαレンズを所有しているので、少々重く大きくなってもお気に入りのαレンズをNEXでもAFで使えるならば便利と考えた。ちなみにNEX-5に装着するとこんな感じ。大きくなったといっても、α77を持って歩くことを考えればこれでもまだコンパクトなほうだ。

LA-EA2_2

LA-EA2を装着するとNEX-5のコントラストAFが15点クロスセンサーの位相差AFに変わり、液晶モニター上のAFポイント表示も変わるので、まるで別のカメラになったようだ。所有する数本のαレンズを装着して試してみたが、確かにすべてのレンズでAFが可能であることを確認した。但し、スピードはα77で使うよりも少し遅くなるようだ。

さて、SONY製のαレンズはAFが効いたが、サードパーティ製Aマウントレンズではどうだろうか。手持ちの何本かのSONY製以外のAマウントレンズを装着して試してみたところ、結果的にはすべてAF可能であった。すべてのサードパーティ製レンズで同じ結果かどうかは不明だが、AF動作が確認できたレンズを参考までに載せておこう。

タムロン SP AF17-50mm F2.8(A16)
タムロン SP AF11-18mm F4.5-5.6(A13)
タムロン AF18-200mm F3.5-6.3(A14)
シグマ 30mm F1.4 EX DC

LA-EA2_3

シグマ 30mm F1.4 EX DCを装着したNEX-5。このくらいの大きさなら許容範囲か。

問題点もある。最も気をつけなければならないのは、LA-EA2を使っているとバッテリーの消費が半端ないことだ。本当に洒落にならないくらい見る見る減っていくので、外出先でこれを使うなら予備のバッテリーの用意はほぼ必須と思ったほうが良い。

また、多くのAマウントレンズは手振れ補正機能を持たないので、LA-EA2使用時はいつにも増してホールドに気を使う必要がある。特に望遠系のレンズを使う場合はできれば三脚などでがっちりカメラを固定させたほうがよいと思われる。

本機は手放しで誰にでも薦められるものではないが、私のようなA、Eの2マウント体制を採っているならあると便利なアクセサリーだ。Eマウントレンズは種類もまだまだ少なく、足りない部分はAマウントレンズで補完するというのもひとつの選択肢であろう。今回は実写サンプルを用意できなかったが、おいおいアップしていくつもりである。

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