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東京は浅草に「戦後日本最古の地下街」と言われるディープスポットがあることをご存知でしょうか。地下鉄銀座線6番出口から足を踏み入れてみると、昭和で時が止まったようなレトロ商店街が現存しています。
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レトロと一言で言ってしまうにはあまりにもディープなこの商店街は開業50年を超えると言われていて、今や東京でもなかなか見ることが出来ない地下商店街のひとつ。それが世界中から観光客が訪れる浅草という場所に、よくもまあこの姿のまま残っていたものです。
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通路は約80メートルほど、天井は低くてコンクリートやパイプがむき出しです。最近流行っている昭和レトロを再現した「〇〇横丁」みたいななんちゃってレトロ施設もそういえばこんな感じの天井が多いですね。
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激安ヘアーカット店は800円。ちょっと前までは700円だったようですが、さすがに値上げした様子。
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占い館マーヤ。どんな占い屋さんか存じ上げませんが、気軽に入店したら後悔しそうなただならぬ雰囲気。
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平日の昼間で人通りはまばらです。多くの店舗はシャッターが閉まっていたり、明りが点いていなかったり、なかば店内ががらんとしていたりと、もはや商店街としての機能は風前の灯火のようにも思われます。もともとそんなに流行ってはいなかったでしょうが、コロナ禍において更なる打撃を受けているであろうことは察しがつきます。
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つきあたりは閉鎖されていてこれ以上進むことができませんが、実はその先にも謎の通路があります。これは地下道建設時に浅草寺二天門直前まで工事をしていた跡ということですが、お参りは正規の参道を通ってするものであるという地元の反対を受けて閉鎖されたままということのようです。真っ暗な通路は今も誰も足を踏み入れることなく放置されています。
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つくりものではない本物のレトロ商店街のひとつですが、さすがに今後いつまで存在していられるか大いに疑問です。見学しておきたいなら早いうちのほうがいいかもしれません。
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