Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/130 F8 ISO100
地獄のぞきから地獄を覗け。高所恐怖症には一生のトラウマ
鋸山(のこぎりやま)は、千葉県安房郡鋸南町に位置する標高329.4mの山。正式な名称は乾坤山(けんこんざん)といいますが、良質石材の産地として、江戸時代から盛んに採石が行われた結果、露出した山肌の岩が鋸の歯状に見えることからこの名で呼ばれるようになったとのこと。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/20 F5.6 ISO280
山道ではそこかしこに石を切り落とした跡が残っていて、自然なのに人工物のような不思議な景観が楽しめます。今回はスルーしましたが、散策コースの中にはこうした山道を「ラピュタの壁」と名付けたコースもあるようです。なるほどジブリっぽい雰囲気もありますね。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/20 F5.6 ISO250
こちらは昭和41年、6年の歳月をかけて完成した大観音石像「百尺観音」。約30メートルという巨大石像の姿は圧巻のひと言。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/20 F5.6 ISO640
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/20 F5.6 ISO250
人を入れるとどのくらいの大きさなのかがわかりますでしょうか。採石で切り立った険しい崖に聳え立つさまは日本じゃないみたいですよね。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/50 F5.6 ISO100
そしてこの位置から見上げると目に入るのが有名な「地獄のぞき」と呼ばれる山頂展望台です。冒頭のショットはこれを山頂横側から撮影したもの。よくもまあここだけ足場が残ったものです。これを展望台にしようなんて発想もイカれています。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/320 F8 ISO100
展望台付近からの眺望。東京湾を一望できます。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/125 F8 ISO100
こちらはまさに山頂展望台からの眺めです。高所恐怖症の方は一生消えないダメージを被りかねないので気を付けてくださいね。切り立った山肌を間近で眺めることが出来ます。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 1/125 F8 ISO100
そしてこちらは日本寺の大仏さまです。日本寺は725年(神亀2年)、聖武天皇の勅詔をうけて開かれた関東で最も古い勅願所といわれていますが、昭和14年の火災で本堂は消失してしまいました。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR 1/160秒 F8 ISO100
こちらの大仏様の原型は1783年(天明3年)、3年を費やして彫刻完成したものですが、昭和44年現在のかたちに復元されています。大きさで言うと鎌倉の高徳院阿弥陀如来の約2倍、31メートルと日本最大の大仏さまなのです。
Nikon D800 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR 1/200秒 F8 ISO100
このほか千五百羅漢道も見たかったのですが、残念ながら今夏の台風の影響で通行禁止となっており叶いませんでした。「ラピュタの壁」も見てみたいし、機会があったらもう一度訪れてみたいですね。
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