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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

フォクトレンダー VC-Meter ◆レビュー◆

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■唯一無二のクリップオン型電子露出計■

昔のフィルムカメラを集めていると、露出計が故障している個体と遭遇することがままある。修理できればいいが、多くのフィルムカメラはすでにメーカーに部品すら残っていないだろう。あるいは、そもそも露出計が内蔵されていないカメラもある。こんな時は入手を諦めるか、あるいは勘で撮影するしかないのだろうか。

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最近はスマホ用の露出計アプリもあるのでそちらを使うのも一つの方法だ。しかしもっと便利な方法としてフォクトレンダーが発売するVC-Meterを使うという手がある。これは単体の露出計として作動するので、ISOを決め、緑のLEDが点灯する絞りとシャッタースピードの組み合わせを探し出し、数値をカメラ側に落とし込めばOKというスグレモノだ。タダあるいは安価に導入できるスマホアプリに比べればコストはかかるが、本製品はカメラのホットシューに直接取り付けられるので、いちいちスマホを取り出す手間も省けてスピーディーに便利に使える。元々は露出計を持たない初期のM型ライカなどに付けることを想定した製品のようだが、使いどころは様々だ。

今回入手したのは旧型VC-Meterで、現行機種のVC-Meter2に比べ若干大きく、またデザインも異なっているが、基本的な機能には違いがない。一部にはダイヤルが2重に重なるこちらのデザインのほうが秀逸という声もある。ではいろいろなカメラに実際に取り付けてみよう。

■いろんなカメラに取り付けてみた■

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まずはオリンパスOM-1。私のOM-1は露出計が故障しており、正常な値を示すことはない。OM-1は中古のタマ数が多いので、おそらく修理するよりも動作する個体を調達するほうがコストが安く済みそうだが、このOM-1は叔父から譲ってもらった大切なもので他の個体へ乗り換えなどできない。そこでVC-Meterの出番というわけだ。見た目も悪くない。

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次にCanon ニューキャノネット QL-17L。このカメラはオートモードではシャッタースピード優先EEだが、実は絞りとシャッタースピードをそれぞれ操作し完全マニュアル機として使用可能だ。レンジファインダー型なのでVC-Meterとの見た目の一体感もある。将来露出計が壊れたとしても、長く使うことが出来るだろう。

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こちらはCONTAX G1。完全電子カメラであるG1の露出計が壊れてしまったらそもそも撮影することもできないのではと思うが、レンジファインダー機ということで完全に見た目の装着感だけを見てみたくて試しに取り付けてみた。シャンパンゴールドのボディとの違和感もなく、軍艦部にはダイヤルがずらりと並んでメカ感がいい感じだ。
今後ひょっとしたら露出計のない初期のM型ライカを買ってしまうことだってないとは言い切れず、フィルムカメラ愛好家としては1台あると何かと便利だ。まだ入手したてて実践歴はないが、実際に使用した際はあらためてレポートしよう。

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