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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

BonnesNotes DRESSING APS-DR000 ◆レビュー◆

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■Stereo誌の新たな付録に注目

久しぶりに面白そうなものを見つけた。Stereo誌の別冊「オーディオ音質改善の極意」というムック本に付録として付属する、DRESSINGと名付けられた一見してUSBメモリのような形状の製品だが、これをPCのUSB端子に差し込むことでPCオーディオの音質が改善されるというシロモノだ。そんなばかな、と誰しも思うだろう。オーディオの世界では、「これを使えば音質が良くなる」と謳われる数多くのオカルトグッズが存在するが、本製品もまたこれまで聞いたこともない新たなジャンルのパーツである。とはいえ、こちらはなんとパイオニア製で、さらに上位機種も存在するとのこと。大手オーディオメーカーが手掛けた謎のパーツ、試さないではいられないではないか。ちなみにAmazonでは2017年2月5日現在定価の2,700円を上回る高値で出品されており、市場ではちょっとした入手困難品となっているようだったが、近所の書店で運良く購入することが出来た。

さて本製品の「音が良化する」しくみは記事によるとだいたい以下のようなものである。

・オーディオにとっての大敵はノイズである。
・PCでオーディオを扱う場合、PC自体が最大のノイズ発生源であり、いかにノイズを拾わないかが音の良し悪しを左右する。
・本製品をUSBに挿すことで、電源ラインに乗ったノイズを吸収・浄化させる。
・結果としてUSB信号が通るICの動作が安定し、余計なジッターの発生を抑える。

なるほどそれなら、USB DACを経由したPCオーディオ環境では音の改善があるかもしれない。だが、私の環境は少し特殊で、PCのPCIスロットに直接サウンドボードを挿し、サウンドボードから外付けのアンプにLINE接続し、アンプからパッシブスピーカーで音を出しており、サウンド周りにUSBを介していないのだ。こうした場合でも本製品は効果があるものだろうか。

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■それで本当に音は良くなるのか?

記事には明確に書かれていないが、広義ではどんなUSB端子に挿しても効果はあるという解釈で早速PCに挿してみた。記事によると「一聴してそれとわかる効果」があると書かれている・・・のだが、四の五の言わずに正直な感想を言ってしまえば、私には音の変化を感じることは出来なかった。あるいはUSB DACを使っているような場合は明確な効果があるのかもしれないが、環境次第ということだろうか。Amazonのレビューなど見ていると、ほとんどの方が効果アリと言っているので残念な結果となってしまった。あるいは私の耳が鈍感であるとか、たまたま購入した製品が不良品の可能性もあるので参考程度にとどめていただければと思う。

尚、本製品についてはインプレスのAV Watchにて記事があるのでご興味のある方はそちらも参照いただきたい。余談だがこの記事で筆者の藤本氏は「正直なところ効果を実感できなかった」と勇気ある発言をなさっている。さて、あなたは信じるか?信じないか?

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