カメラ関連機材が増えすぎて、ドライボックスでは収納しきれなくなってきた。すでに8L(リットル)サイズのドライボックス3個は満杯、300mm望遠レンズはそもそも8Lサイズには入らず部屋の隅に放置、使用頻度の高い機材はいちいち収納する場所もないので居間に置きっぱなしという状態だ。なるべく機材が増えないように、新しく購入する際は古い機材は買い取りに出すなどしているのだが、最近ジャンクっぽい機材も増えてきて、値段がつかず売るに売れないが捨てるのも勿体ないというので、結果的に手元にはどんどん機材が増えてくる。
一方では高温多湿の日本において、カメラ関連機材を放置することはカビの発生リスクを考えれば自殺行為となるため、何らかの対策は必須である。これまではドライボックスに乾燥材を入れてだましだまし保管してきたが、そろそろそれも限界だ。そこで遅ればせながら、ついに防湿庫の購入に至った。
この業界で防湿庫といえばメーカーは限られてくるが、今回は東洋リビングの全自動防湿庫ED-120CDTを選んだ。実はこのモデル、すでにカタログ落ちの旧製品なのだが、防湿庫自体すでに枯れた技術で作られており有名メーカー製であれば新型にこだわる必要性が低いことと、なんといっても新型より安価というのが理由だ。特に東洋リビングではHPで不定期だがアウトレット品のセールを行っており、旧製品や展示品のキズやへこみを修繕したB級品もしくはC級品をアウトレット価格で販売している。防湿庫は部屋に置くだけで人の目に触れるものでもないし、機能さえ問題なければ安いほうがありがたい。実際私が今回購入したのは側面のへこみを修繕したB級品であったが、見ると確かに部分的に修繕跡はあったがそれ以外は新品同様でありもちろん付属品も完備、これだけで市場価格より2~3割安いのでたいへんお買い得と感じた。
購入した120L(リットル)タイプはカタログ上一眼レフ機24台を収納可能とのこと。ざっとドライボックス2個分の機材を並べてみたが、まだ余裕がある。300mm望遠レンズも縦に入るのでレンズも並べやすい。製品に付属しているデジタル湿度計は写真では50%を表示しているが、これは撮影で扉を開け閉めしたためであり、通常時は40%となるようにセッティングしている。一旦設定してしまえばあとは放置していても一定の湿度を保つので、安心して保管可能だ。尚、気になる電気代だが、メーカーカタログによると1日当たり約1円程度の消費電力とのことで、ランニングコストはほとんど気にしなくてよさそうだ。また付属の内部照明用の簡易LEDライトには人感センサーが付いていて、動くものがないと消灯するのでこちらも何気に便利である。
実際にはこの他、F3やD800やα7にそれぞれレンズがあと3~4本づつあるのですべては収納できないのだが、日頃あまり使わない機材を安心して保管できるだけでたいへん便利である。こんなになるまで今まで防湿庫を導入していなかったことに反省しつつ、しかしこのまま機材が増え続けていくと当然防湿庫も2台目、3台目と増やさねばならないわけで、家も狭いし防湿庫を設置するスペースも限られている以上、なるべく機材を増やさない努力もまた必要かもしれない。
でも、まだまだ欲しいレンズいっぱいあるんですよね。
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