このショットを見て違和感を感じた方は正しい。CONTAX G1にフォクトレンダーのCOLOR-SKOPARはマウントが違うので装着できないのだから。ではこの写真は何かというと、実はCOSINAがリリースしたiOS用アプリ「COSINA AR」を使って撮影したものだ。このアプリは、専用のARマーカーをカメラのレンズキャップなどに貼り付けて、iOS端末のカメラでマーカーを読み、3Dイメージのレンズ鏡筒を画面上に表示できるというもの。これにより、COSINA製のフォクトレンダーVMレンズ17種を好きなカメラに装着した姿のシミュレーションができるのだ。
簡単に使い方を説明すると、まずCOSINAのHPにアップされている専用ARマーカーのPDFファイルをダウンロード、これを印刷する。
キリトリ線に沿ってカットし、手持ちのカメラに貼りつける。
AppStoreからアプリ「COSINA AR」をダウンロードする。料金は無料。アプリを開いた状態で先ほどのARマーカーを画面に映すと、レンズを装着した姿となって現れるというわけだ。
こちらはG1にHELIER CLASSIC 75mmを装着したもの。もちろん現実ではありえない組み合わせだ。ご覧の通りレンズのARはなかなかリアルに仕上がっており、ぱっと見本物と見まごうほどなので、ありえない組み合わせで楽しむのもいいが、本来の使い方としては購入した場合の装着イメージを事前に掴むことであろう。
では”あり得る”組み合わせをシミュレーションしてみよう。
α7 + ULTRON 35mm F1.7
α7 + NOKTON 50mm F1.1
α7はこういう使い方をすると無茶苦茶かっこいい。ちなみにCOLOR-SKOPAR 35mm F2.5は本物を所有しているので、この組み合わせの本物のショットがこちら。
比べてみてもとてもよく出来ているのがわかるだろう。本アプリは、レンズ購入前に装着イメージを確認するというおそらく本来の用途があるのだろうが、むしろありえない組み合わせを楽しめる点が素晴らしい。是非アップデートでカールツァイスレンズも実装してほしい。
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