Nikon D800 AF-S VR ZOOM-NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G IF ED 1/320秒 F5.6 ISO360
D800で使うとりあえずの望遠レンズとしてAF-S VR ZOOM-NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G IF ED を購入した。なんだかんだ言って、やはり望遠レンズは1本持っておかないと不便である。本当ならF2.8通しの70-200mmとか欲しかったが、今のところそこまでの予算の都合がつかない。比較的リーズナブルに入手できる範囲内で、評判のいいものをチョイスさせてもらった。
このAF-S VR ZOOM-NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G IF ED 、発売は2006年と設計の新しいレンズではないものの、手ぶれ補正VR機能を持つNikon純正のフルサイズ用望遠ズームとしては安価な割に写りの良さに定評のあるレンズだ。また300mmまでカバーする望遠レンズとしては重量745gとコンパクトなほうである。
Nikon D800 AF-S VR ZOOM-NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G IF ED 1/250秒 F5.6 ISO100
実際に使ってみると、ちゃんと望遠レンズに期待される遠近感の強調された描写をしてくれるので、こちらの意図を大きく外さない素直な望遠レンズという印象だ。ただカリカリに繊細な写りをするレンズではない。
Nikon D800 AF-S VR ZOOM-NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G IF ED 1/320秒 F5.6 ISO100
どちらかといえばこのコスモスのショットのような、柔らかい被写体のほうが向いている気がするが、最短撮影距離は1.5mと決して短くないのとボケが少々固いので、望遠マクロ的に使うよりも普通に望遠レンズとして使うのがいいだろう。
Nikon D800 AF-S VR ZOOM-NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G IF ED 1/80秒 F8 ISO110
手ぶれ補正VRはこのレンズでも効果絶大で、かなりの効きを実感できる。当然望遠側になるほど効きが強くなるが、300mmの望遠端はあきらかに描写が甘いのが残念なところ。手前で寸止めしたほうがいいかもしれない。ちなみに記事の最初のバラの写真が300mm望遠端のショットだが、こうした柔らかい描写を狙うならあまり気にならずに済む。
Nikon D800 AF-S VR ZOOM-NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G IF ED 1/1000秒 F5.6 ISO100
総じて、本機は決してとんでもなく画質の良いレンズというわけではないが、普段使いの望遠レンズとして考えれば十分な性能といえる。とはいえここ一番という際はもっと違う選択がいくらもあることは確かだろう。
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