SONY α7 SEL2470Z F8 1/80秒 ISO640
α7シリーズ対応のフルサイズ用FEマウントでは本命となる標準ズーム、SEL2470Z(Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS)を購入した。Aマウント用のSAL2470Zはバリオゾナー銘のF2.8通しだが、こちらはバリオテッサー銘でF4通しとなる。
APS-C用Eマウントでは標準ズームの決定打としてSEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)が存在していて、NEX-6ではこちらを使っていたがフルサイズに対応していないため、性能には満足していたがα7導入後は買い換えるしかなかった。
この2本、外観はよく似ているがフルサイズ対応だけあってSEL2470Zのほうがひと回り大きい。とはいえ、一般的なF4通しのフルサイズ用標準ズームレンズとしてはこれでもむしろコンパクトといえる。全体的にはシンプルかつソリッドなデザインで質感も良く、所有する満足度は高い。
それでは早速サンプルショットを投下しよう。
SONY α7 SEL2470Z F8 1/250秒 ISO100
24mm広角端。F8まで絞っているが色乗り、解像度共に良好。一部では周辺部の画質低下が激しいとの評価も目にするが、私的にはここまで写ってくれれば全く問題ない。
SONY α7 SEL2470Z F11 1/100秒 ISO100
35mm付近。F11まで絞っている。これはもう問題ないどころか素晴らしい写りで、α7のフルサイズセンサーの性能も相まって、これまでのカメラとは次元の違う写りである。もっと早く買っておけばよかった。
SONY α7 SEL2470Z F4 1/1000秒 ISO100
70mm望遠端でバラの花を撮ってみた。どこまでボケるか試すためF4開放で狙ったが、なかなかどうしてよくボケてくれて立体感のある絵となった。このレンズ、最短撮影距離が0.4mとそこまで短くないのでマクロ的な用途にはいまひとつなのだが、それでもここまで写ってくれれば十分使える。
SONY α7 SEL2470Z F5.6 1/80秒 ISO400
F5.6でアジサイを狙った。ピントの合った部分と背景のボケが自然で好ましい。花撮りも問題なさそうだ。
SONY α7 SEL2470Z F4 1/80秒 ISO160
花ばかりではなんなので古い蔵の窓部分をフォーカスした。このレンズ70mm望遠端だと、実はすこし解像感が低下するようだ。特に70mmでスローシャッターを切るとOSS(手ぶれ補正機能)の効きが怪しいところがある。それ以外は良好なのでこの点のみ残念なところ。
α7との組み合わせは見た目にもかっこいいし、性能も十分満足のいくもの。もともとα7はNEXの置き換えとしてお気軽カメラのつもりで導入したが、ここまで写ってしまうと所有するα77Ⅱとどちらがメインカメラなのかもうポジションが曖昧である。
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