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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

SONY SEL1670Z(Vario-Tessar T*E16-70mm F4 ZA OSS) ◆レビュー◆

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APS-C用Eマウントでは最高峰の標準ズームレンズ、SEL1670Z (Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)をついに購入した。

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α7発売後、Eマウントはフルサイズ用のFEレンズ中心の商品展開となってしまった為、発売後1年以上経つがAPS-C用としては現在も本レンズが最上位となる。ツァイス銘柄で16mmスタートのAPS-C用標準ズームといえば、Aマウントでいえば私も愛用しているバリオゾナーSAL1680Zと立ち位置が似ているようにも思われるが、本製品はバリオテッサー銘となっており、F4通しという仕様だ。Eマウント標準ズームレンズにはSEL1855やSELP1650など比較的安価なレンズもあるが、これらの性能に不満を覚えるなら本製品は必提のレンズといえるだろう。

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NEX-6に装着してもシステムとしてバランスがいいし、見た目もソリッドで美しく、良く似合っている。このシリーズは奇をてらわずしかも懐古的でない絶妙のデザインで好感が持てるものだ。

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(左)SEL1670Z (右)SEL2870

レンズ外観はツァイス銘柄だけあってシンプルながら高級感のある半光沢のボディで、つくりの良さを感じさせる。フルサイズ用のFEマウント標準ズームSEL2870と並べると、APS-C用だからかこちらが若干だが小さめ。

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(左)SEL1670Z (右)SEL24F18Z

同じくAPS-C用Eマウントツァイスの単焦点レンズSEL24F18Zと並べると、こちらが若干大きめ。だがこの2本は質感も似ておりともに青色のツァイスエンブレムがデザイン上のワンポイントとなっており、F4通しの標準ズームとF1.8の大口径単焦点ということで用途も違うのでEマウントユーザーなら是非両方揃えたいところ。

まだ購入したばかりで評価するには尚早ではあるが、早々に思ったのはSEL1855やSELP1650もF3.5スタートと決して明るいレンズではなかったが、本製品の開放値F4はこれらよりわずか半段暗いだけなのに、室内で使うには思った以上に暗いということ。Eマウントボディはそもそも比較的高感度に強いため、これくらい十分カバーできると踏んではいたものの、ISO値の上昇やAF精度の低下など総合的に考えて本製品は屋外それも比較的明るいときに使うのが適しているだろう。どうしても室内で使うなら素直にフラッシュを併用するか、いっそF値の明るい他のレンズを使うことを検討したほうが良い結果を残せるのではないだろうか。

それでは早速試し撮りをした中からいくつかピックアップしてみよう。

蓮池
SONY NEX-6 SEL1670Z F8.0 1/320秒 ISO100

それほど逆光に弱いわけではないと思うが、フードも使用していたのにがっつりゴーストが発生してしまった。描写はカリカリにシャープというほどでもないが好ましい精細感である。

鳥
SONY NEX-6 SEL1670Z F4.0 1/800秒 ISO100

開放F4で望遠端。全体的には雰囲気のある描写だが、背景をぼかしたくて開放にしたのに肝心の鳥のピンが甘くなってしまった。被写体にもよるだろうが開放から少し絞ったほうがしゃっきりするかもしれない。ちなみにボケはどちらかというと控えめ。

煉瓦
SONY NEX-6 SEL1670Z F5.6 1/60秒 ISO250

F5.6広角端。ほどよく精細で色乗りも良く好ましい描写である。標準ズームレンズとしてはSEL1855やSELP1650より確実に描写は優れており安心して撮影できる。とはいえ実売7~8万円もする高級レンズであることを考えれば、もうひとつ花があってもいい気もするのだが、最終評価はもう少し使い込んでからとしよう。

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