MENU
フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

SONY SAL1680Z (Vario Sonnar DT16-80mm F3.5-4.5ZA) ◆レビュー◆

当ページのリンクには広告が含まれています。

SONYの一眼レンズαシリーズの魅力のひとつに、カールツァイスレンズの存在がある。カールツァイスとはドイツの光学機器製造メーカーであるが、一般の株式会社ではなく財団である。詳しいことはここでは述べないが、とにかくカメラのレンズメーカーとしても世界屈指であり、そのレンズはすべての写真家にとって憧れの的となっている。SONYはそのカールツァイスとレンズを共同開発しており、これがαシステムにラインナップされている。当然、どれも10万円以上という高級機ばかりだが、最近になってだいぶ値段がこなれてきたものもある。中でもAPS-C専用のDTレンズSAL1680Zは今なら新品でも7万円台で購入できる。

私もα使いとして、いつかはツァイスを持ちたいと夢想していたものだが、それがある日中古とはいえちょっと信じられない値札が付いていたのを発見、こんな機会には二度と巡り合えないと思いその場で購入してしまった。先日もレンズを買ったばかりで多少気は引けたが、ちょうどボーナス時期だ。これくらいの贅沢はしてもいいだろう。

1680ZA.jpg

このSAL1680Z、実は世間では「なんちゃってツァイス」とも呼ばれており、「悪くはないがツァイスにしてはフツー」といった評価も多い。実際、F値も3.5スタートで明るいわけではないし、外観も悪くはないが高級感があるかといわれれば至って普通である。ネットのレビューの中には手厳しい評価も多い。

実際はどうだろう。まだ試し撮りの段階だが私はこのレンズ、シチュエーションさえ外さなければとても素晴らしいレンズと思う。晴れた日の屋外もしくはとても明るい場所なら、色乗りはいいし、解像度の高い描写をしてくれる。明るいレンズではないのでボケは控えめだが、とても自然なボケ味で、光点もキレイな円形である。逆光にも強い。コンパクトで取り回しもラクである。

一方で、16mmでF3.5開放では画面4隅ではっきり周辺光量低下を起こす、夜間の室内など暗めの場所での描写はいまひとつ、などの問題もあるようだ。(これはα550以降最近のボディなら高感度なので解消しているかもしれない。)だが、ツァイスである。レンズに刻まれた「ZEISS」のロゴだけでもうすべて許してしまおう。私はついにツァイスを持った。それだけで十分である。

1680ZA_2.jpg

最後に、お約束のNEX-5にアダプター経由で装着してみた。雰囲気としては悪くないとは思うが、やはりNEX-5には大きすぎる。手振れ補正がない状態では手持ち撮影はちょっと覚悟が必要だ。

LA-EA1_1680ZA.jpg

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次