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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

SONY α77Ⅱ (ILCA-77M2) ◆レビュー◆

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α77を処分してから数か月、繋ぎのAマウント機としてα33を使用していたがこのたびついに本命であるα77後継機、α77Ⅱを購入した。発売後半年が経ち価格もだいぶこなれてきた。

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発売直後から店頭で触ってみて、購入すること自体は決定していたのだが、繋ぎで購入したα33が意外と好感触だった為購入を先延ばしにしていた。α33は小型で持ち運びが容易なので便利に使っていたが、やはりエントリー機なだけあって操作性がいまひとつだったのと、あまりに安っぽい外観でどうにも「撮影する気概」が削がれることでメイン機にはなり得なかった。

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ボディの大まかな形状は初代α77とほぼ同一だが、ぱっと見でボディ右端のαのエンブレムがオレンジからシルバーに変更されており、硬派な雰囲気に変わった。愛用のSAL1680Zを装着しても良く似合っていて、中級機の貫録を漂わせる。ボディの材質はもろプラスチッキーなα33に比べればマットで高級感があるが、それでも樹脂っぽさは残るので質感としてはもうひとつかもしれない。
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Aマウント歴代最小であるα33(右)と並べると、α77Ⅱ(左)は二回りほど大きいだろうか。とにかくコンパクトなα33とは違い、持ち歩く際それなりの覚悟は必要だろう。ちなみに重量はα33の433グラムに対し、α77Ⅱは647グラム。この差をどうとらえるかはそれぞれだろうが、但しグリップは形状が絶妙なうえ適度な大きさがあってホールドはしやすい。

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見た目こそ初代α77を踏襲しているがちょっと触るとその違いは歴然。最も進化したのが79点のオートフォーカスポイント。うち15点がクロスセンサーで、先代に比べ範囲が広くなっただけでなくスピードも精度も大幅に向上した。これはとにかく一度触っただけではっきりと違いが分かるほどであり、競合する他社モデルに決して引けを取らない。長らくソニーの一眼はAFが弱いとされてきたが、これはだいぶいけそうな気がする。ファーストインプレッションとしては極めて好感触といえるだろう。

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先代との違いはこのほか、モードダイアルがロック機能付きになったこと。そしてホットシューがソニー独自形状のオートロックアクセサリーシューから汎用のマルチインターフェースシューへ変更された。ファインダーは引き続き有機EL235万画素のEVFを採用しているが、なんとなく先代α77よりもキレイに思えるのは私の記憶違いだろうか。

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また、先に述べたエンブレムの色のほか、Wi-fiを内蔵。

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時代のトレンドでもあるNFCにも対応した。

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グリップとペンタミラー部(ミラーはないが)の間にあったAF補助光発光ランプは今回省略されていた。なくても技術的に問題ないのだろう。

どうしてもボディ形状がほぼ一緒なので、新モデルらしさが感じられないところはあるが、マークⅡとなって初号機の不満はほぼ解消されており、真の中級モデルとして不足のない仕様と生まれ変わった。思えば先代α77を購入し最初のワンショットを室内で撮った時、あまりのノイズの多さに心底がっかりしたものだが、今回は高感度画質もだいぶ向上し、室内撮りでも普通にキレイと思える画質を実現している。まだ購入したばかりでサンプルとなるショットが用意できていないので作例はまたの機会としたいが、ソニーAPS-Cの決定版としての本機には期待大だ。

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