DOMKEではちょくちょく期間限定のリミテッドモデルを発売することがあるが、今春も限定色としてワックスウェアブラック、ワックスウェアオリーブ、ブルデニムサドルタンの3色が投下された。特にブルデニムサドルタンは柔らかな風合いのデニム地を使っており、色もレギュラーモデルのサンドより薄めのアースカラーとなっていて、見た目私の好みであった為購入を迷っていたところ、ここへきて大手総合家電店で大幅に値下げされていることに気付いた。本体価格は18,000円を切り、さらにポイント10%が付く。これなら買わない手はないだろう。
愛用するF10と並べてみると二回り程度大きいのがわかるだろう。私自身F10は好きでよく持ち歩くのだが、前提としてはミラーレスカメラ用のサイズであり、一眼レフとなるとだいぶ収納できるアイテムは限定される。持っていきたいカメラやレンズを入れたらその他には折りたたみ傘すら入らないといったこともしばしば。その点、F3ならば中型一眼レフ機とレンズを入れてもまだまだ余裕がありそうだ。
内部は仕切りによって大きく4部分に分かれているが、耐衝撃材質となっているのは底部と間仕切りだけ、他は単に布地で仕切られているだけである。従ってバッグに入れたからといって乱暴に扱えばそれなりにカメラやレンズに衝撃を受けてしまうだろう。できれば側面や仕切りにもスポンジ材質を採用してほしかったところだが、しんなりした風合いもF3の味のひとつなので許容すべきかもしれない。
では実際にどれほどの機材を入れられるか試してみよう。
機材はα33にSAL1680Zを装着、タムロンのA001(70-200mmF2.8)、同じくタムロンの90mmマクロ、ガイドナンバー42のストロボサンパックPZ42X。これだけ揃えばかなりのシーンに対応できる。小型一眼のα33を核にしたシステムではあるが、タムロンA001は全長200mmの望遠ズームで決して小さくはない。これだけの機材を持ち出すにはこれまではバッグひとつでは到底無理な話であった。
だが、F3なら見ての通り。全部入れても全然余裕である。これだけ収納すると総重量は約3キロ弱となり決して軽くはないが、バッグ自体は意外によく馴染み持ちやすい。このほかF3の両端にはポケットがそれぞれ用意されているので、財布や定期券なども入れられるし、その気になればもっといろいろなアクセサリー類も収納できそうだ。但し入るからといって詰め込み過ぎると当然重量も増えて今度は体力が問題となってくるので、そこは気を付けたほうがいいだろう。
最後に先日購入したベルボンの三脚UT43Qを入れてみたが、残念ながらこれは縦方向では収納しきれずはみ出してしまった。横に入れてもほぼ全幅いっぱいになってしまうので、カメラ機材一式プラスこれを持ち歩くのは少々厳しいという結果となった。三脚をすっぽり収納したいならもっと大きなバッグを用意せなばなるまい。
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