アークヒルズ周辺エリアの桜並木が満開
東京は赤坂から六本木に跨る複合施設アークヒルズ周辺では、春になると全長約1キロメートルにもおよぶ桜並木が一斉に開花します。その数220本と言われるソメイヨシノは圧巻の美しさで、都会のど真ん中でこれだけの桜並木を歩いて楽しめる場所はそれほど多くないでしょう。
この日は東京で桜の満開宣言が出たあとの土曜日。有名なお花見スポットは相当な混雑が予想されたこともあって、少し落ち着いた場所を探してここにたどり着きました。さすがに六本木の路上で宴会はないでしょうから。
予想は的中、人出はそれなりに多かったですが皆さん落ち着いてお花見を楽しんでおりました。このあたりの道を通る車は外車とか高級車が多いのですが、車のほうもマナー良く歩行者の行方を妨げたりしない穏やかな運転が目立ちました。こういうの金持ち喧嘩せずというのでしょうか。(ちょっと違う?)
前を向いても振り返っても周辺一帯が被写体なのでテンションがあがります。
この日の装備は先日導入した富士フィルムのX100Fのみ。コンデジなのでレンズ交換もしません、換算35mmの画角で気の向くままにシャッターを切るだけです。ライカを使う時もそんな感じですが、あっちはマニュアルフォーカスなので少なくともピントは合わせないといけません。X100Fならオートフォーカスなのでそれすらしなくてもちゃんと写りますね。なんてラクチンなカメラでしょう。今時当たり前か笑。
ライカとの違いということで言えば、あっちは最短撮影距離がせいぜい70cmと長いので近接撮影はできないんですよね。X100Fなら10cmまで寄って撮影ができますので、桜の花のアップもこの通り、むっちゃ便利です。これに慣れちゃったらライカなんて不便で使えない。価格帯が全然違いますけれども。
コンデジとして考えると、ファインダーを覗いて撮影できるのもX100Fのいいところ。X100シリーズのファインダーはEVFとOVFを選べるのですが、私はほぼEVFを使います。やっぱりボケ味とか確認しながらシャッターを押せるほうが安心と思うからですが、ライカで撮影するフィーリングに近いのはOVFのほうでしょうね。
F2開放で背景をぼかしてみました。画角が換算35mmと広角なのでそこまで大胆にボケるわけではないですが、雰囲気良く撮れました。開放では少しふわっとした描写を見せるのもこのレンズの特徴です。
アークヒルズの桜並木は東京メトロ南北線『六本木一丁目駅』3番出口より徒歩1分、または銀座線『溜池山王駅』13番出口より徒歩1分とエキチカのロケーションなのも嬉しいポイント。花見はしたいけれども人が多すぎるのはちょっと…という方にも楽しめるのではないでしょうか。仕事帰りに立ち寄ってもいいかもしれません。
そういえば以前ここの夜景を撮影していましたのでご紹介しておきます。夜はライトアップされた桜が幻想的でこちらも素晴らしかった記憶があります。奇しくも当時富士フィルムのX-T20で撮っていたようで、X100FとX-T20は同じセンサーと画像エンジンを使っていますので、写り方は似ていると思われます。
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