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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

Photoshopの生成塗りつぶし機能を試す

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Aiによる自動画像生成を可能とする新機能

先日、Adobe社の画像加工ツールPhotoshopの最新機能、「生成塗りつぶし」がベータ版にてリリースされました。この機能を使うと、「画像にないものを足したり、背景を拡張したり、置き換えたり、これまで数時間かかっていたことが数秒で完了します(Adobe社公式HPより原文抜粋)」ということで、あまりに面白そうで早速試してみることにしました。

まずは愛猫のエイトを撮影した冒頭の写真から、エイトの姿を残して背景をまるっと生成してみましょう。手順としてはPhotoshopで被写体の背景を選択し、テキストプロンプトに新しいシーンをイメージするワードを入力するだけです。例えば「Jungle(ジャングル)」と入力して「生成」ボタンを押してみましょう。

Jungle

するとどうでしょう。自宅の部屋だった背景がいい感じに森の中の画像に変換されました。ひとつのワードにつき3種類の背景が生成されましたが、こちらはその中のひとつです。手前の赤い前ボケは、元の写真でたまたま赤いバッグ越しに撮影した為に生じていたものですが、どうやらこの赤い前ボケはメインの被写体の一部として認識されているようで、以後どんな背景を生成しても消えることはありませんでした。

Cyber

では次に「Cyber(サイバー)」と入力してみましょう。ほほう、こう来たか。たまに生成画像に文字らしきものが混じることがあるのですが、どうやらどこか特定の国の言語にはしないで宇宙文字みたいに生成されるようです。

Horror

こちらは「Horror(ホラー)」。なるほど、ちょっと意味ありげな不吉な感じのショットに変換されました。

Beach

次に写真の背景を広く取ったうえで「Beach(ビーチ)」と入力。背景が海になったのは想定内ですが、ここで驚くのが、本来元の写真では写っていなかったエイトの下半身までもが生成されていること。これはすごい。

もちろんこれまでも、Photoshopを使えば被写体を残して背景を差し替えることくらいできたわけですが、それには当然背景となる写真をあらかじめ用意しておかなければいけませんでしたし、ましてや写っていなかった部分を補完するなんてちょっと出来ない領域でした。「生成塗りつぶし」ではそんな準備など一切必要なく、テキスト入力だけでAIがどっかから適当な画像を発掘して生成してしまうんですね、わずか数十秒で。これは恐ろしい機能ができたものです。世のフォトグラファー、クリエーターその他画像に携わるすべての方々にとって、この機能はどのように感じられるでしょう。今後もAdobeの動向に目が離せません。

Photoshop生成塗りつぶし機能について公式HPはこちら

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