LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/350 ISO200
設計監修は隈研吾氏、日本一お洒落な神社
東京は新宿区神楽坂の一画にある赤城神社は、殖産興業・厄難消除・学業成就等のご利益があるパワースポットとして知られていますが、日本一お洒落な神社として神楽坂散策コースやデートスポットにもなっています。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/750 ISO200
歴史は古く、正安2年(1300年)上野国(現在の群馬県)赤城神社から分霊され牛込早稲田に創建、当時は赤城大明神や赤城明神社と呼ばれていました。弘治元年(1555年)現在地に移転し、その後何度か被災により全焼していますが、その度再建を繰り返し現在の姿となったのは平成22年(2010年)、三井不動産と組んだ「赤城神社 再生プロジェクト」に伴うものです。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/350 ISO200
このプロジェクトは神社側の建築コスト低減のため、三井不動産が約70年の定期借地権を設定して神社から土地を借り受け、神社の建て替えとともに敷地内に分譲マンションを建設するというものでした。これにより地代や賃貸による収入は神社の運営に充てるとともに、借地権の期限が来たらマンションを解体し神社の杜に戻す予定となっているとか。70年後この地がどうなっているのか全く分かりませんが、神社の運営手法としては前代未聞ではないでしょうか。なんにでも首突っ込んでくる三井不動産もある意味すごいです。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/750 ISO200
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/250 ISO200
プロジェクトのデザイン監修は建築家の隈研吾氏。氏は神楽坂との所縁が深く、自らこのプロジェクトへの関与を申し出たといわれています(本当かどうかは不明です)。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/1000 ISO200
私の知る限り、外観がガラス張りの神社ってここ以外見たことがありません。氏らしいモダンで斬新でありながら木材の温かみも感じられる特徴的なデザインで、神社でありながら2011年度グッドデザイン賞を住宅部門とビジネスソリューション部門の両方で受賞しています。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/1500 ISO200
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/500 ISO200
境内奥にある鳥居には東照宮、出世稲荷神社、八耳神社のそれぞれが祀られています。そうです、一か所に3社が同居しているのです。近すぎてケンカしなきゃいいですね。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/350 ISO200
神社巡りが好きな方や建築に興味がある方には刺さるスポットではないかと思います。神楽坂に来たなら是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/500 ISO200
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