LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/350 ISO200
レトロとモダンの融合する石畳の街
ライカで撮影するならどこがいいだろうと考えあぐねた末、数年ぶりに神楽坂を訪れました。しばらく足が遠のいていましたけれども、意外にもあまり変わっていなくて懐かしい気持ちいっぱいで撮影させていただきました。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/90 ISO200
神楽坂は、新宿区の早稲田通りにある大久保通りの交差点から、外堀通り交差点までを指します。メインストリートの神楽坂通りは、江戸時代に牛込御門と酒井家下屋敷を結ぶ形で開通しました。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/60 ISO320
神楽坂といえば赤坂や浅草、墨田区の向島などと並ぶ「東京六花街」のひとつとして栄えたかつての花街で、飯田橋駅を背にした坂の右手に残る花街特有の路地は、日本でもここにしかないといわれています。大通りから一本奥に入ると、迷路のように入り組んだ路地が現れ、その多くで見られる美しい石畳が特徴です。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/500 ISO200
「お忍びで遊びに来た人を後ろからつけて来ても、横に入られるとわからなくなる」という意味で名づけられた「かくれんぼ横丁」など、横丁や細い路地は数も多く往時の粋な雰囲気を今も偲ばせます。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/90 ISO200
そしてとにかく個人経営と思しき飲食店がまあ多いこと。たまたま今回はややレトロに振った被写体が多いですが、実際はモダンな建物や近代的インテリアのお店もとても多いです。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/125 ISO200
この街を撮影するならあまり絞り込まず、ついつい開放付近で石畳を中心に狙ってしまいますね。この雰囲気を撮るにはやはりオールドレンズ、それもMADE IN GERMANYのライカというよりも、あえて日本光学(現Nikon)のMADE IN JAPANを装備して来て大正解、などとどうでもいいことでほくそえんでしまいます。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/90 ISO200
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/180 ISO200
レトロにもほどがあるうらぶれた雰囲気の路地も発見。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/125 ISO200
大きく落書きされた壁や、空き缶が入りきれなくなって溢れた少し退廃感のある路地を抜けると・・
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/125 ISO200
閉鎖された老舗の映画館「ギンレイホール」の佇む一画でした。ギンレイホールは1974年創業の名画座で、主に旧作の2本立て興行を行っていましたが、建物の老朽化により2022年11月で閉館しています。そもそも全国的に名画座形式の映画館の経営は厳しく、残念ですが営業再開はもう難しいかもしれません。
LEICA M10 Nikon NIKKOR – H・C 5cm F2 1/750 ISO200
大通り沿いで営業中の神楽坂飯店。ジャンボ餃子チャレンジまだやってるんでしょうか。神楽坂、久しぶりに訪問しましたが変わらず面白い街ですね。ゆっくり探索したいのでまた来てみようかな。
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