α7を導入したはいいが対応するFEレンズを持っていないため、やむなくAPS-C用Eマウントレンズで凌ぐとなると、せっかくのフルサイズ2,430万画素が1,000万画素相当となってしまう。一方で手元にはフルサイズでも使えるAマウントレンズが何本かあり、これを有効活用したいと思うのは自然な成り行きだ。ということで、AマウントをEマウントに変換しかつオートフォーカスまで出来てしまうSONY純正のマウントアダプターLA-EA4を導入した。購入時期としては本当はもう少し先でもよかったのだが、5月21日からの価格改定で値上げが決定していた為、急遽その前に購入を決めた。
実はNRX用に旧モデルであるLA-EA2をすでに所有していたのだが(過去記事はこちら)、こちらはフルサイズに対応していない為、これを使うとAPS-Cと認識してしまう。似たようなアダプターなのに、フルサイズで使うにはLA-EA4に買い換えなければならなかったが、LA-EA2発売時にはフルサイズのEマウント機はまだ存在していなかったのだから仕方がない。この2台、外観はほぼ一緒なのだが、比べてみるとLA-EA4はミラーの大きさが明らかに大きくなっている。材質は金属製から樹脂製に変更されておりコストダウンの跡が見て取れるが、まあおかげで若干軽量化もされているようだ。
そのほかの仕様はほぼ同じで、カメラに取り付けるとカメラから一部がはみ出るデザインも健在だ。不格好ではあるが、アダプター下部に三脚固定用ネジ穴があり、大型のレンズでも安定して固定できるように考えられたデザインなのだろう。決して持ちやすくはないがこれでAマウントレンズがオートフォーカスで使えるのだから贅沢は言えない。
ミノルタAF24-85を装着するとこんな感じ。まあ意外と思ったより一体感もあり似合わなくもない。LA-EA2を購入した時もそうだったが、本アダプターはおそらく将来的にα7用のFEレンズを買い揃えてしまえば使用頻度が減る運命にあり、それまでの間の繋ぎのアイテムなのだが、便利なことには違いない。実はフルサイズで使ってみたいミノルタレンズもすでに何本かある。しばらくはこれで楽しめそうだ。
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