
IDEとSATA、合計10本の棚卸し作業
部屋を整理していたら、古いHDDが次々と出てきました。 IDE、SATA、2.5インチ、3.5インチ──自作歴が長い人なら見覚えのある「あの頃の規格」品です。今回の目的は、廃棄前のデータ完全消去。単純な作業のつもりで取りかかったのに、気付けば 3日に渡って時間を費やすことになってしまいました。

今回出てきたHDD 10本のうち、結果として消去できたのは7本、できなかったのが3本。古いHDDは、コントローラの故障、モーターの固着、基板の劣化などが原因で、PC上で認識させることが出来ず、そもそもデータにアクセスできないので消去もできないという状態になっていることがあります。
こういう場合は、もう諦めてそのまま廃棄するしかありません。物理破壊も検討しましたが、廃棄業者のHPに「物理破壊したHDDは引き取り不可」と書かれていたので止めておきます。

今回の棚卸しでありがたかったのは、10年くらい前に買った IDE→USB変換ケーブルやケース類がまだ残っていたこと。「とりあえず捨てない」という私の性質が、ここでまさかの大活躍をしました。Groovy(株式会社タイムリー)の変換ケーブルは現在も同等品が販売されているので、ご興味のある方はHPなどチェックしてみましょう。
尚、SATAに関してはロジテックの高速変換スタンドを最近購入していましたので、こちらを使用しました。経験上、スタンド式のほうが安定しているような気がしていますが、もっと安価なケーブル式の製品もありますのでそこはお好みで。
消去にはフリーウェアの DiskWipe を使い、ゼロ書きを選んだので、1本あたりにかかった時間はおよそ数時間。これを順番に進めていったので、10本終わるまでには都合3日に渡る作業になってしまったということです。
ただ、今回の作業で印象に残ったのは、消去そのものよりも古い規格を見送りながら過ごす時間そのものです。IDEの遅さ、SATAはちょっとマシ、十数年間の容量の変遷、あの頃このディスクは何に使っていたのかとか。長くPCを触ってきた人間にとっては、こういう棚卸しはちょっとした儀式のようなもの。古い規格を見送りながら時代の変化を静かに実感する、そんな3日間となりました。



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