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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

東伏見稲荷神社 ◇撮影レポート◇

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Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/80 F11 ISO100
目次

千本鳥居で有名な京都・伏見稲荷大社の東京分社

伏見稲荷大社といえば全国に3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮で、約1万基もの鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」があまりにも有名ですが、その分社が東京は西東京市にあることをご存じでしょうか。その名も東伏見稲荷神社といって、名称通り「東にある伏見稲荷」神社なのです。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/60 F11 ISO100

西武新宿線の準急に乗ってしばらくすると東伏見駅に到着します。駅名が「東伏見駅」なので間違いようがありませんが、聞くところによると元々はこの駅は上保谷(かみほうや)駅と名乗っており、1929年(昭和4年)に伏見稲荷大社の分霊を勧請した際に改名されたのだとか。駅を降りるとすぐに目に入る赤い鳥居が、参道の入り口となります。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/200 F11 ISO100

しばらく歩くと、街並みに再び赤い鳥居が。ここを潜って先へ進むようです。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/160 F11 ISO100

東伏見公園を抜けると、巨大な鳥居が見えてきました。ここまで駅からは徒歩15分といったところでしょうか。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/100 F11 ISO100

しかし正直なところ、京都の伏見稲荷の分社と聞けば、もっと日常的に賑わっているのかと思っていましたが、ここまでの参道もどちらかといえばほぼ住宅街ですし、神社自体もご覧の通り閑散としていて驚くほど静かです。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/125 F11 ISO100

京都の伏見稲荷大社は超人気観光地と思いますが、ここは観光的な賑わいとは全く無縁。この日は平日ではありましたけれども、訪れる人もまばらといった状況でした。

京都「千本鳥居」を彷彿とさせる「お塚参り」

本殿の裏手に回ると、鳥居が密集した小さなエリアが現れます。ここには18か所の末社があり、それらをお参りするのが「お塚参り」です。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/80 F5 ISO100

全体の位置関係は入り口にある案内図で把握できます。そこまで巨大なエリアというわけでもないのですが、すでに入り口からして鳥居と鳥居の距離が極端に近く、赤い柱が迷路のように入り組んでいるのが垣間見えます。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/40 F8 ISO100
Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/200 F4 ISO100

中は密集した木々の隙間からところどころ落ちる光が道を照らしていて、空間の密度をさらに濃くしているように感じます。この規模で鳥居が連なる場所は関東ではなかなかないと思いますので、しばしこの場所の千本鳥居の迷宮をご覧ください。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/50 F4 ISO100
Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/25 F8 ISO450
Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/25 F8 ISO180

本家京都の千本鳥居ほどのスケールではもちろんありませんが、それでも次々に現れる赤い鳥居。ゆっくりと歩きながらシャッターを押し続け、ふと先程からほとんど人が来ないことに気が付きました。まるでこの迷宮の中に自分ひとりだけが入り込んでいるよう。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/30 F8 ISO100

そこかしこに小さなお狐様がいて、その視線がふとこちらを向いたように感じる瞬間も。そういえば他の稲荷神社で、似たような感覚に襲われたことがありました。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/60 F8 ISO100
Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/80 F8 ISO100

気配はあるのに姿がないというあの感覚。 稲荷の空間特有の、人の気配と無人の境界が曖昧になる瞬間がここにもあります。赤い密度と静けさが重なって、 日常のすぐ裏側にほんの少しだけ異界の気配が滲んでいるかのようでした。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/30 F6.3 ISO100

日常のすぐ隣にある非日常感

予想に反して東伏見稲荷神社は驚くほど静かな場所でした。駅名を変えるほど地域が力を入れて誘致した場所なのに、観光地のような喧騒はまったくありません。周囲は完全に住宅街で、参道に多くの店舗が並ぶわけでもなく、いまはその日常の中で、神社だけが赤い鳥居と共にぽつんと立ち上がっているように感じます。街中に建つ鳥居も、お塚の迷路のような空間も、ここではすべて日常のすぐ隣。その不思議な距離感と、少しだけ漂う非日常の気配が心に残りました。

Nikon Zf | NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3 | 1/250 F5.6 ISO100

アクセス

東伏見駅からすぐの参道を徒歩で約15分。大鳥居の右側から坂を上がった境内に小規模ですが駐車場もあります。大鳥居正面の広場も駐車場のようですが、この日は解放されていませんでした。混雑時は利用できるのかもしれません。

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