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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

LEICA Q2 ◆レビュー実写編◆

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LEICA Q2 | 1/50 F8 ISO250
目次

今更ながらQ2の試用レポートをお届けします

すでに後継機のQ3が登場していますが、遅ればせながら導入したライカQ2の実写レポートをお届けしましょう。発売後数年が経過していますので、Web上では無数の作例が百花繚乱状態となっておりまして、描写は折り紙付きというのはご承知の通りですが、やはり自らが撮影した写真で確かめたいではありませんか。

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何と言ってもこのカメラ、(一応)コンデジなのに開放F1.7のズミルックスが生えています。ズミルックスといえばライカレンズの高級ラインのひとつ、レンズ単体で買おうとするとン十万円は下らないというモンスターレンズですから、その描写には期待が膨らむところです。

今回は絞り値をいろいろ変えて撮影、それぞれの描写を観察していきましょう。

F1.7~:開放付近こそQ2の真骨頂

LEICA Q2 | 1/6400 F1.7 ISO100

まずは開放F1.7かその付近のF値で。このレンズは28mmという画角で広角になりますので、ボケはつくり辛いかと思いましたが、そこはさすがはズミルックス。考えて撮影すればご覧の通りの大胆な背景ボケを楽しめます。

LEICA Q2 | 1/5000 F1.7 ISO100

手前のサツキのほうにピントを合わせて撮影。広角28mmでもF1.7でこんなにボケるのかと思うほど大胆にボケてくれました。ピントの合ったサツキの花との対比が立体感を演出します。

LEICA Q2 | 1/800 F2 ISO100

こちらは逆に遠くのスカイツリーにピントを合わせ、手前の菜の花をぼかした例。大口径レンズの中には開放付近だと極端に描写が甘くなるレンズも多いので、使いどころが難しいという印象もありますが、Q2は現代のレンズらしくきりっとした描写がキープされますので、安心して開放までフルに使用することができます。

LEICA Q2 | 1/50 F2 ISO1000

愛猫のハルもふんわり立体的に写ります。ただQ2は顔認識機能が付いていて人間の顔なら目に自動でピントが合いますが、動物はダメみたいです。発売された時期を考えれば仕方ないか。

LEICA Q2 | 1/500 F2.8 ISO100

最短撮影距離は通常でも30cmと短いですが、マクロモードにすれば17cmまで寄れますので花や小物類の撮影にも困りません。レンジファインダーであるM型ライカでは70cmとか50cmまでしか寄れませんので、その意味ではM型ライカを凌駕する性能です。

~F5.6:スナップ撮影向きのちょうど良い描写

LEICA Q2 | 1/80 F5.6 ISO100

F5.6くらいまで絞れば、かなり被写界深度が深くなって目の前の被写体をカジュアルに捕らえるのに向いているでしょう。あまり神経質にならずにシャッターを切っても失敗の少ない写真が撮れそうです。

LEICA Q2 | 1/50 F5.6 ISO400

精細でありながらガチガチに硬い絵にならず、どこか柔らかさを残した描写になるところもこのレンズの素晴らしいところ。

LEICA Q2 | 1/50 F5.6 ISO125

お好みかとは思いますが、このショットはF11でも撮りましたが、あえてF5.6くらいの描写のほうがふんわり感が残って好ましい描写になったと思います。

~F8以上:遠景やネイチャーフォトで真価を発揮

LEICA Q2 | 1/50 F11 ISO400

F8以上に絞ると思った通りかなりキリっとした描写になります。こちらは針葉樹と広葉樹の葉っぱのキャラクターの違いが対比になれば面白いと思って撮りましたが、見たまま精細に撮れました。

LEICA Q2 | 1/50 F11 ISO125

高台から街を見下ろすロケーションですが、F11まで絞り込むことで建物の屋根のひとつひとつまでかっちりと写りました。

LEICA Q2 | 1/50 F16 ISO160

こちらはF16まで思い切って絞ったショット。通常ここまで絞ることはあまりないのですが、手前の桜の花びらから遠くのボートまで破綻なく綺麗なパンフォーカスとなりました。せっかくの大口径レンズなのでついつい開放付近で撮りたくなるし、開放の絵も素晴らしいのですが、絞るべきところではきっちり絞ってもまったく問題ないことがわかります。

Q3には手が届かない方にもおすすめ

Q2は4730万画素という高画素機ですが、開けても絞っても線が太くならず繊細な絵が楽しめるのが最大のポイント。とにかくズミルックスの出す絵が素晴らしすぎて、これ以上のコンデジはもう発売されないのではないかと思うくらいの高い完成度です。どう撮っても綺麗な写真が撮れますので、是非一度手に取ってみてください。後継機のQ3が新品100万円超えという価格ですが、そこまでのコストを用意できないという方にもお勧めです。

あと巷でよく言われているように、クロップで疑似的に35mmの3,000万画素、50mmの1,500万画素、75mmの700万画素機としても使用できるのも便利。もちろん所詮はクロップなので、28mmレンズのパースペクティブが変わるわけではないのですが、コンデジなのでそういう細かいことは気にしなくてもいいでしょう。

すっかり気に入ってしまったのでいろいろアクセサリーも揃えました。ご興味のある方はこちらご参考まで。

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