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県内最大クラスの巨大富士塚に登ってみよう
浅間神社は富士山を信仰する神社で静岡県富士宮市に鎮座する富士山本宮浅間大社が総本宮とされていますが、日本全国には約1,300社もの末社が存在し、千葉県流山市の浅間神社もそのひとつ。醤油醸造の浅見家の初代当主によって正保元年(1644年)に創建されました。

わりとコンパクトな神社ですが、流山本町江戸回廊エリアの一端を担っており、無人の神社ながら手入れの行き届いた美しい外観が見られます。

ここまではまあ普通の小さな神社なのですが、実は拝殿の裏側に回り込むととんでもないものが姿を現します。

伏見稲荷の後ろになにやらこんもりした塊が見えてきました。そう、これが県内最大クラスといわれる巨大富士塚なのです。

富士塚とは富士信仰に基づき、富士山に模して造られた人口の山や塚のこと。江戸時代になると富士山を信仰して登山する「富士講」が盛んになりましたが、江戸から本物の富士山まで往復するのはなかなか難儀ということで、身近に富士山を祀りこれに登ることで本物の富士山に登ったのと同じご利益を得られるとしたものです。

現在も関東地方を中心に数多くの富士塚が存在しますが、千葉県内ではトップクラスの8メートルの高さを誇るのがここの富士塚なのです。せっかくここまで来たのですから、登山してみましょう。

8メートルと侮ることなかれ。意外と角度が急斜なこともあって、太腿の筋を痛めてしまいました。帰り道、足を引きずって流山駅まで向かいましたが、信仰心が足りなかったからでしょうか。我こそはと思った方、お近くへお越しの際は立ち寄って登山にチャレンジしてみてください。
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