
流山地名発祥の地といわれる赤城神社を訪問
赤城神社は群馬県の赤城山を祀る神社で、関東地方を中心に約300社が存在するといわれていますが、千葉県流山市にある赤城神社もそのひとつ。ここはかつて上州(群馬県)の赤城山が噴火し、土塊がこの地に流れ着いたことから流山という地名がついたという伝説があります。

ここの神社の鳥居にある大しめ縄は長さ約10メートル、太さ約1.5メートル、重量約500キロというシロモノ。毎年、氏子や地元住民が協力して一日で造りあげていて、この行事は流山市の指定無形民俗文化財となっています。なかなか立派なしめ縄でこれだけでも一見の価値あり。

それでは境内を見学してみましょう。

石段を登ると現れる拝殿は、創建は不明ですがなかなか立派な外観。

ところでこの日の装備はライカM10にライトレンズラボの周八枚(35mmF2)。広角の解放F2なのでそこまでボケるレンズではありませんが、この微妙で上質なボケ具合は是非大画面で見てほしいところ。

前ボケもすごく大きくボケるわけではないですが、絶妙に遠近感があって素晴らしい写りと思います。

さて境内は大しめ縄のある鳥居からはかなり高い位置にあるのに、周りは木々で覆われ全体的に日陰になっています。杉をはじめとする背の高い巨木が外界と空間を分割させ、独特の空気感を漂わせます。

基本的に無人の神社なので人気(ひとけ)はありませんが、この日私が滞在した時間内では誰一人訪問者はいませんでした。とはいえ境内はきれいに清掃されていて、管理が行き届いているのがわかります。


この日は流鉄流山線に乗ってここまで来ましたが、流山線の車両に「あかぎ」という愛称を持つ電車があります。この「あかぎ」ってひょっとして赤城神社のあかぎかもと思い当たりました。流山線目当てで近隣まで来るようなことがあるなら、ついでにふらっと神社も訪問してみると意外に楽しめるかもしれません。
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