
全駅わずか6駅、5.7キロを繋ぐ完全独立系鉄道
用事があって千葉県は流山に足を踏み入れたついでに、流鉄流山線を見学してきました。流山線といえば千葉県松戸市の馬橋駅と同県流山市の流山駅を結ぶ鉄道路線ですが、この間、距離にして5.7キロ、駅数はわずか6駅しかありません。

運営する流鉄株式会社は、創業以来どこの鉄道会社系列にも属さない独立系の鉄道会社。流山市も出資はしているものの出資比率が小さいため所謂第三セクター鉄道というわけでもなく、鉄道以外は不動産収入などとあわせて小規模な経営をしています。2005年に近隣で開業した首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス (TX) の影響で近年の経営はなかなか厳しい状況のようです。

現在の車両は全車が西武鉄道からの譲渡車の5000型ですが、各編成ごとにオリジナルの愛称とそれに伴う塗装が施されています。近年では「あかぎ」=えんじ色、「なの花」=黄色、「若葉」=黄緑、「さくら」=ピンク、「流星」=橙色、とのこと。こちらの車両は鉄道むすめのステッカーで車両名が隠れていますが、色からするとおそらく「あかぎ」号でしょう。ちなみに鉄道むすめが何種類存在しているのかはちょっとわかりませんでした。

こちらは「なの花」号で黄色の車両ですね。

こちらは「流星」号の橙色。

冒頭のピンクの車両は「さくら」号。どれも他の鉄道ではなかなか見られない独特のカラフルかつレトロな雰囲気で親しみが沸きます。これらの車両は西武鉄道から2009年以降譲渡されたものですが、もともと西武鉄道での製造は1980年代だったはずなので、それを考えるとまあまあの年齢と思われます。実際に乗ってみるとものすごく古いという感じでもないですが、レトロの雰囲気は十分味わうことができるでしょう。

私は鉄道に対して特別思い入れとかありませんが、レトロは好物なので楽しく撮影させていただきました。今回は久しぶりにライカM10を持ち出しましたが、レトロとライカはいい組み合わせだと思いませんか。たまに持ち出すとやっぱりライカっていいなあと思います。
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