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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

12年ぶりに自作PCを新調する件 その2 ケース編

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Fractal Design (フラクタルデザイン)Pop Silent TGを購入

12年ぶりに新調する自作PCのパーツを買い集めていましたが、節約のためケース・電源・グラフィックボードなどは従来のものをそのまま使いまわすつもりでいました。

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特にケースは当時結構高いものを購入していたこともあって、勿体ないという気持ちが拭えなかったのですが、昨今のトレンドを調べるとPCケースの構造も10年前とは変わってきていることに気が付きました。せっかく中身を新調しても外見が変わっていないのでは刷新感がないし、新しい構造のケースを使ってみたい気持ちも高まって、ついにケースも新調してしまいました。購入したのはFractal Design (フラクタルデザイン)社のPop Silent TGというモデルで、最近流行りの白いミドルタワーケースです。

向かって左側のサイドパネルが強化ガラス製になっていて、PCの内部構造を見ることができるようになっているオシャレなケースです。最近は内部のパーツをLEDで光らせるのが流行っているので、ただPCを組むのではなくいかに美しく見せられるかというのもポイントのようです。

Fractal Design (フラクタルデザイン)は2007年にスウェーデンで設立されたコンピュータハードウェアメーカーで、PCケースや冷却ファン、水冷ユニット、ATX電源などを手がけています。日本では2010年頃から事業展開がはじまり、シンプルでありながら機能性・デザイン性に優れた製品が評判を呼んで、わずか数年で人気メーカーの仲間入りを果たしました。

現在のPCケースのトレンドは電源ユニットとマザーボードの格納場所を完全に分離し、マザーボード格納側には余計な凹凸がないフラットな形状のもの。10年前には必須だったDVDドライブ用の5インチベイは必ずしも必要でなくなり、記録媒体も小型化したおかげで3.5インチHDDの格納場所すらなくてもいいという時代になったからこそ実現したものでしょう。

そして電源から延びる各種ケーブルは、ケース背面に這わせることでマザーボード格納側のパーツをすっきりと配置することが出来ます。これ見た目がすっきりするだけでなく、余計な配線がないことでPC内部のエアフローが確保されますので熱によるPCの暴走を抑え安定した運用が可能となります。これはいいアイデア。

ではHDDやSSDなどの記録媒体はどこに格納するのかというと、PC背面または電源格納ユニット側に設置できるようになっています。写真の青が3.5インチHDD、緑が2.5インチSSDの設置場所です。

ケース下部の黄色い矢印の場所は隠し5インチベイが2基用意されていますので、これを使用する場合は「B」または「C」が物理干渉するため排他使用となります。このとき取り外した「B」または「C」ユニットは「B or C」の場所で利用できますが、ここはスペースの都合上3.5インチHDDか2.5インチSSDのどちらか一方しかセットできないようです。

また「A」ユニットは取り外してマザーボード格納側の写真の場所に設置することもできます。これらのドライブ設置ユニットは別売りもされていますので、工夫次第でいろいろ増設ができそうです。

すでに説明しましたが、ケース全面下部のマグネット式の蓋を開けると隠し5インチベイが2基あります。下段には小物入れがセットされていますが、ここを使ってDVDドライブなど5インチストレージを最大2基設置することができます。イマドキのPCケースは5インチベイが用意されていないものがむしろ主流ですので、必要な人にとってはたいへん貴重です。私も完全に光学ドライブを捨てるのは少し不安がありますので、ここは有効活用しようと思います。

本体の端子類はpowerスイッチのほかはヘッドホン端子、マイク端子、USB3.0が2基とシンプルなもの。TypeC端子はデフォルトでは潰されていて、別売りの専用端子ユニットを取り付ければ使用可能となります。正直これくらいは最初から付けておいてほしかったですが、そのうち気が向いたら増設しようと思います。

同社のシリーズには静音性を重視したPop Silentと、エアフローを重視したPop Airの2モデルが展開されていて、それぞれATXモデルとマイクロATXモデルがありましたので迷いに迷いましたが、ゴリゴリにゲームをするわけではないけれども将来の拡張性は残しておきたいということで、静音タイプでATX仕様の本機を選びました。

全体的に造りも良くシンプルで飽きの来ないデザインかと思いますので、この先10年はこれで運用していけると思います。組み立ての様子などまた次回レポートしましょう。

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