
PCでテレビを見るイマドキの方法は外付けチューナー+Wi-Fi
ワイヤレステレビチューナー Xit AirBox(サイトエアーボックス) XIT-AIR120CWは、いわゆる外付けテレビチューナーユニット。無線LANルーターに接続することで、ネットワーク上にあるスマホ、タブレット、PCなど様々な端末でテレビが見られるという便利アイテムです。地上 / BS / 110度CSデジタル放送に対応したチューナーを2基搭載していて、接続したHDDだけでなくクラウドに録画することもできるという多分使わないだろう機能までも搭載しています。

最初に言ってしまうと、価格は1万数千円と決して安い買い物ではないのですが、写真で見るとわかり辛いと思いますが本体は樹脂製まるだしの何の高級感もないただの黒い箱ですので、正直開封したときのがっかり感はあります。機能には関係ありませんが、ピクセラ社はこのジャンルではもう老舗ですので、もう少し気を使ってもらってもいいかなあ。

同梱されているのはminiB-CASカード、ACアダプターにLANケーブルのみと必要最小限のもの。セットの際は壁アンテナケーブルと接続する必要がありますが、アンテナケーブルの同梱はありませんので別途調達する必要があります。本体背面もいたってシンプルなもので、余計なコストはかけないという強い意志を感じます。

セットアップは簡単・・・と思ったのですが、手持ちのiPhoneでの再生は何ら問題ありませんでしたが、実はPCのセットアップには少し手間取りました。というのも、PCでの試聴にはXit wireless(サイト ワイヤレス)という専用のアプリケーションをインストールするのですが、その前に「Microsoft .NET Framework 4.6.2以降」「Microsoft Visual C++ 2012」「Microsoft Visual C++ 2013」の3つのいわゆるランタイム系プログラムをインストールしておく必要があります。
ざっと見てもうインストール済みと思ったので、いきなりXit wirelessをインストールしたところ、全く動きません。で、あらためてランタイム3種類をインストールし直しましたが、それでもダメ。少し考えて、Xit wirelessを一度アンインストール後再度インストールすることで起動できるようになりました。どうやら順番的に、ランタイム3種→Xit wirelessでなきゃいけないようです。いや、説明のページにそう書いてありますので、動かないって方はここ守りましょう。
もうひとつ、このとき私のPCはLANと有線接続していたので無線ルーターのネットワークから外れてしまっており、チューナーを認識できませんでしたので、わざわざ無線ルーターとの同時接続環境を構築しなければなりませんでした。そりゃそうだって話なのですが恥ずかしながら買ってから気が付きました笑。現在はiPhoneでもPCでも安定してテレビの試聴ができています。

世の中的にはTVerとか、youtubeやサブスク動画視聴サービスがすっかり市民権を得たことにより、相対的にテレビを見るということ自体の重要度が低下していますので、今更テレビを見ることにコストをかけるのもどうなのというのはあると思いますが、たまにはテレビをちょい見したいときってありますよね。PCはともかくスマホでも簡単に見れるのは単純に便利と思いました。
10数年前PCでテレビを見ることが流行った時期があって、そのときはテレビチューナーボードをPCに内蔵させるのが一般的でしたが、最近は本製品のようなネットワーク経由で視聴するほうが手軽になりました。時代の流れを感じます。
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