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フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

PGYTECH OneMo スリングバッグ 7L ◆レビュー◆

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目次

次世代カメラアクセサリーメーカーPGYTECH(ピージーワイテック)とは

PGYTECH(ピージーワイテック)はドローンやアクションカメラのアクセサリを中心に撮影機材周辺アクセサリーを製造販売するメーカー。創業は2015年、中国は江蘇省を拠点としており、日本では株式会社セキドが総代理店契約を締結している他、製品は大手総合家電店等においても取扱われています。今回ご紹介するOneMo スリングバッグはそのPGYTECHが手掛けたショルダータイプのカメラバッグで、容量が7Lタイプと11Lタイプの2種類が展開されています。

カメラバッグといえば長らく米DONKEの定番Fシリーズやエレコムのoff tocoシリーズなどを愛用してきましたが、最近は米ピークデザインなどお洒落で機能的な次世代カメラバッグが台頭してきましたので、そろそろ新調してもいいのかなと思っていました。

中華製ということで警戒する向きもありそうですが、ドローンや動画撮影を軸に置いた製品開発を行っている為か、これまであまり見たことがなかった新しい機能が散りばめられた革新的なカメラバックに仕上がっていて、殆ど一目惚れ状態で7Lタイプを購入しました。どんなカメラバッグなのか、順を追ってご紹介しましょう。

7L→9Lへ容量がアップする驚きの拡張機能

まず驚いたのが収納容量を拡張できる点です。まずは、通常状態でどれくらいの機材が収納できるのかを試してみましょう。

最近愛用している40mmF2単焦点レンズを装着したNikon Zfに、もう1本、汎用性の高い24-120mmF4レンズを用意しました。

一緒に財布とキーケースを収納しましたが、これらを手前のポケットに入れてしまえば小さめのレンズがもう1本くらいいけそうです。

次に24-120mmF4の代わりに、望遠レンズ70-200mmF4を収納してみましょう。このレンズはFマウントなので、FマウントをZマウントに変換するマウントアダプターFTZⅡを取り付けています。

この状態でバッグに入れると、ちょうどマウントアダプター分だけ高さがオーバーしてしまいます。これではこのレンズを持ち歩けませんね。

ところが、上部開口蓋のすぐ下に用意されているファスナーをぐるりと一周開けると、折り畳まれていたスリーブを引き出してバッグの高さを拡張することができます。拡張部の容量は約2Lにも及び、7Lのはずだったバッグの容量が一気に9L相当に広がります。はみ出していた70-200mmF4レンズもすっぽり収納できるようになりました。

大きなレンズを収納するなら最初から11Lタイプを購入しとけよって声も聞こえてきそうですが、それだとコンパクトに使えなくなるのがネックとなります。いつもはコンパクトに持ち歩き、いざというときは拡張して望遠レンズも収納できる、というのが私にとってのちょうどいい使いかたなのです。ありそうでなかった容量の拡張機能、目から鱗の見事な発想と思いませんか。

独自のサンドイッチ構造で「挟む」収納が可能

これだけではありません。更に感心するそんなのアリ?な収納術がこちらです。

OneMo スリングバッグには本体収納部分の前面に、本体とは別パーツとなるフロントスリーブと呼ばれるポケット付きの収納パーツがあります。このフロントスリーブと本体の間の隙間部分がミドルスリーブと呼ばれる収納部です。どうやって使うかというと、動画撮影時に使うスタビライザーなどを挟んでおくことが想定されています。

私は動画撮影はしないのでスタビライザーを所有していませんので、サンプルとしてミニ三脚をスタビライザーに見立てて収納してみました。このようにでっかいポケットに機材を挟み込む感じにはなりますが、持ち運ぶことは可能です。

あるいは例えば薄手の上着や雨天用の防水シートなどを挟んでおくとかの使いかたが出来そうです。天候が変わりやすい山歩きの際なんかには便利なのではないでしょうか。

その他便利機能の数々をご紹介

本体上部の開口蓋内側は4個のポケット付きの収納スペースとなっています。

ポケットはカメラバッテリーがちょうど入る大きさで、4つのポケット中3つには赤と緑のインジケーターが付いています。使用済みバッテリーは赤色にして、未使用の部分は緑色にしておくとひと目で使用状況がわかります。ポケットは伸縮性のある素材でできていますので、よほど小さいバッテリーでなければ歩いているうちにポケットから出てしまうようなことはないでしょう。

そのほか、ストラップには凹凸感のあるソフトショルダーパッドが付いていて、肩への負担の軽減が期待できます。

本体底部には三脚や一脚などの取り付けに便利なストラップが付いています。重量級の三脚は厳しいでしょうが、比較的小型のものであれば問題なく取り付けられるでしょう。

ざっと機能を見てきましたがいかがでしたでしょうか。デザインは奇をてらわないオーソドックスなものでありながら、PUコーティング素材による防滴仕様となっており、単純にバッグとしての質感も高いと思います。これだけの機能を備えながら7Lタイプで1万円ちょっとという価格も実に良心的。あとは耐久性だけが不明ですが、そこはしばらく使って確かめようと思います。PGYTECH、侮れないと思いませんか。今後もこのメーカー要注目です。

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