MENU
フロンティアライト
カメラと写真好きのフツーの会社員。好きすぎてこれで生きていけないか妄想中。ときどき新旧デジタルグッズのレビューなども織り交ぜてお届けします。

空挺館 ◇撮影レポート◇ Nikon Zf + CONTAX G

当ページのリンクには広告が含まれています。
Nikon Zf | CONTAX(G)Biogon2.8/28mm | 1/200 ISO100
目次

習志野駐屯地内に佇む「第一空挺団」資料館

空挺館は千葉県船橋市の陸上自衛隊習志野駐屯地内にある展示施設。建物はコロニアル様式を基調とした洋館風の外観に、陸上自衛隊の空挺部隊である第1空挺団の資料を中心として、その他空挺部隊の歴史的な資料が展示されています。

Nikon Zf | CONTAX(G)Biogon2.8/21mm | 1/50 ISO3600

もともとは1911年、東京目黒区に騎兵連隊御馬見所として天皇や皇族が馬術などの観賞をする目的で建てられた迎賓館用途の建物でしたが、1916年に習志野原に移築後、迎賓館用途のほか入隊した皇族の宿舎としても使われていたようです。建物に入ると正面すぐに帝王階段があり、これは晩年の明治天皇の体力に合わせ、2階のバルコニーまでの導線が最短となるように配慮された設計とのこと。

Nikon Zf | CONTAX(G)Biogon2.8/21mm | 1/50 ISO1400

階段の踊り場横には付き人用の小部屋と小階段が用意されています。

Nikon Zf | CONTAX(G)Biogon2.8/21mm | 1/50 ISO1000
Nikon Zf | CONTAX(G)Biogon2.8/21mm | 1/60 ISO100

階段を登りきるとすぐバルコニーが現れ、目黒にあった当時はここから馬術の訓練地が展望できたといわれています。扉には菊御紋の模様が彫られているなど重厚な装飾が施されていて、ここにも天皇の訪問を強く意識した仕上げがなされているように思います。

Nikon Zf | CONTAX(G)Planar 2/45mm | 1/60 ISO100

空挺館はいつでも見学できるわけではなく、年間数回の一般開放日のみに限られます。令和6年度のスケジュールはこちらのページに公開されていますが、年間数回といったところ。実はこの建物内には空調の設置がないので、夏場の公開は見送られているようです。

Nikon Zf | CONTAX(G)Planar 2/45mm | 1/50 ISO1250

正直なところほぼガラガラなのではと思っていたのですが、まずまず人は集まっていた印象です。もちろん混み合うほどではないので、自分のペースでゆっくり見学することができるでしょう。

Nikon Zf | CONTAX(G)Planar 2/45mm | 1/50 ISO4500
Nikon Zf | CONTAX(G)Biogon2.8/21mm | 1/50 ISO1400

ここは空挺団の歴史資料館という位置付けではありますが、建物自体も当時の習志野原と明治天皇の関わりを知る手がかりとしてたいへん貴重なもの。保存状態は悪くはないですが、築年数を考えれば今後は補修も必至と思われますので、興味のある方はまずは一度お早めに見ておくことをお勧めします。

Nikon Zf | CONTAX(G)Planar 2/45mm | 1/100 ISO100
Nikon Zf | CONTAX(G)Biogon2.8/21mm | 1/200 ISO100

ところでこの日の装備はNikon ZfにCONTAX Gレンズ群を合わせてみました。Zfに似合わないレンズはありませんが、CONTAX Gレンズはひときわよくフィットしていて見ているだけで幸せな気分になります。もちろん描写のほうもばっちり。特に今回、狭い室内ではビオゴン21mmが大活躍してくれました。

アクセス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次