シリーズ最小構成のミニマルなカメラバック
そのへんに出掛ける際に気軽にカジュアルにカメラを持ち歩ける小さめカメラバッグを探していて見つけたのがこちら、エレコムのオフトコシリーズ中最小構成の小型ショルダーバッグDGB-S045BKです。
実はオフトコシリーズは以前からバックパックやトートバッグを愛用していて、シリーズとしての安心感と言うか信頼感は抱いていました。それぞれカメラバッグとして使う際にちょっと気の利いた仕掛けを用意してくれているところと、カメラバッグにしてはちょっと可愛いデザインが気に入っています。
ショルダーバッグとなるDGB-S045BKの大きさは幅250mm×奥行120mm×高さ155mm。カメラバッグとして考えるとかなり小さめのサイズ感ですが、バッグは小さくてもカメラを持ち出す以上はちゃんと保護したいというニーズにはぴったりでしょう。
上蓋は大胆に大きく開くので中身の出し入れは快適。内側にはカメラ保護用のインナーケースが仕込まれていて、このインナーケースは着脱可能なのでカメラを持ち歩かない場合は外して通常のバッグとして使うこともできます。内部が水色なのもかっこいいですね。
それでは早速ですが、このバッグに一体どんなカメラがどれだけ入るのかいろいろ試してみましょう。
GRⅢと財布&キーケース
高級コンデジリコーGRⅢを軸としたお出掛けセット。コンデジのGRⅢはサイズも小さくどんなバッグでもほぼほぼ仕込むことができますので、カメラ本体のほかに財布やキーケースといった小物類も余裕をもって収納できます。
まだまだスペースに余裕がありますので、スマホやポータブルバッテリーなども追加で入れられそうです。
X100Fと財布&キーケース
似たような構成ですがGRⅢを富士フィルムX100Fに換えてみましょう。X100Fも所謂コンデジではありますが、GRⅢに比べればサイズ感はふた回り程度大きいでしょうか。しかも今回はこのカメラに付けるにしては少し大きめのレンズフードも装着したままですので嵩張るのは必至です。
なんとか収納することができました。ただGRⅢに比べればそれなりにスペースは占有するので、他になにか入れられるかといえばかなり厳しいですが、まああとスマホ1台くらいならどこかのポケットに入れられそうです。
ライカM10+サンハンズマロン&GRレンズ28mm
では本命となるライカM10を持ち歩こうとしたらどうなるでしょう。今回はM10にズマロンL35mmF3.5を装着し更にレンズフード付きのまま、それとあと1本交換レンズとしてリコーGRレンズL28mmF2.8を選んでみました。
M10は写真のような縦ポジションにすると気持ち高さがバッグからはみ出そうなのですが、これでも蓋はちゃんと閉じられますので実用的に問題ありません。M型ライカ用のレンズは小さいものが多いので、こちらも余裕をもって収納できます。但し、これでは財布とキーケースはもう入れる場所がありませんので、交換レンズを諦めるか、財布はバッグではなく上着の内ポケットに入れるとか取捨選択が必要です。
Nikon Z6とレンズ1本
レンズ交換式ミラーレスカメラの場合、カメラ本体とレンズ1本が限度と思われます。しかもレンズの方は小さめでなければ同時に収納するのは難しそうですので、今回はライトレンズラボの35mmF2(周八枚)をマウントアダプターに噛ませたものを仕込みます。
こでだけでカバンはいっぱいになりますので、財布や小物類はカバン以外で持つしかありません。またミラーレス用のズームレンズでは大きすぎて収納できなそうなので、どうしてもZ6を持っていきたいならもっと大きいバッグにしたほうがいいかもしれません。このバッグで足りるかどうかの目安は、持っていきたいカメラにレンズを装着した状態でこのバッグに入るかどうかが基準になりそうです。
デザイン○、機能○、耐久性はあまり気にしなくても
ミニマルサイズのカメラバッグは各社いろいろありますが、このサイズになるとそもそも収納力に乏しいのはやむを得ませんので、カメラをちゃんと保護できそうかということとデザインが気に入るかがポイントとなりそうです。少しぽてっとした外観は好き嫌いが分かれそうですが、個人的には野暮にならないギリギリのファット感で可愛いと思いますね。重い機材を詰め込んでハードに使うバッグではないと思いますので、耐久性に関してはあまり気にしなくてもいいと思います。
発売から3年程度経過して、現在エレコムの直販ページでは5千円を切る価格帯となっていてリーズナブルな部類に入るかと思います。サイトによってはもっと安く販売しているページもありそうなので、探してみてもいいでしょう。
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