PENTAX SPとTAKUMAR 55mmF1.8の作例集
前回に引き続き、PENTAX SPOTMATIC(以下SP)にタクマー55mmF1.8を装着して撮影した作例を一挙投下します。今回使用しているタクマーはSMC(Super Multi Coted)タクマーと言ってM42マウント規格では最後期のレンズで、PENTAX SPの後継機であるSPFの開放測光に対応したレンズです。初期のタクマーに比べてコーティングのおかげで滲みやフレアが少なく、逆光耐性もかなり良くなっています。
一方ではオールドレンズらしい滲みやハレーションみたいな描写を期待してしまうと、普通に良く写るレンズなので逆にがっかりしてしまうかもしれません。このレンズに関しては、機会があったら別途記事にしたいと思います。
この日は夏の晴天の下というロケーション、どうしても絞ってしまうのでボケも少なくきれいに撮れてしまいました。東京の下町、こんな時こそオールドレンズでノスタルジックに撮るべきでしたが、特にフィルムで撮っているとどんな写りをしているのか現像するまでわかりませんので、その場を熟すだけです。
鏡に写真を撮る己の姿ががっつり写り込んでいました笑。サンダル履いてゆるーく出掛けたのがばれてしまいそう。
ここは数年前にも撮影しましたが、全く変わっていなくてびっくり。時が止まっている路地です。フィルムで撮るなら雰囲気は抜群です。
近所ですが夕刻になってオレンジ色の雲を撮影してみた一枚。暗くもあり明るくもあり、フィルムカメラにとっては難しいシーンかと思いますが、ほどほどに撮れていました。
自宅にて、ジャンクをセルフメンテナンスした二眼レフ「リコーフレックス」を撮影。このレンズは最短撮影距離が0.45mとそこそこ寄れますので、モノ撮りも問題なくできます。しかもなんだか雰囲気良く撮れましたね。
近所に停まっている大好きなクルマ、ジムニーを撮影。この後このジムニーはフロントグリルとかホイールとか変更してカスタム化していました。わかります、弄りたくなるクルマですよね。
コインランドリーで仕上がりまで待っている時間の一枚。あまりに近所でカメラを持ち歩きすぎると気味悪がられそうなので少しセーブはしています。
PENTAX SPは余計な機能がないのでシンプルにミニマルに撮影に向き合える一眼レフという印象です。機械式なので露出計がダメになったとしても撮影可能なのもポイント。もちろん動くなら更に便利に使用できます。PENTAXならではの特徴的な外観もクラシックで好ましいですね。当時ベストセラーだっただけあって中古市場でのタマ数も多いので、例えば初めてフィルム一眼レフを使うような方にも広くお勧めできるカメラかと思います。
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